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【ツーリズムEXPO 2017】来場者数は過去最高の約19万1500人に

初の「日本観光振興協会」「日本旅行業協会」「日本政府観光局」3者共催が閉幕

2017年9月21日~24日 開催

ツーリズムEXPOジャパン2017の来場者数は過去最高の約19万1500人を記録した。写真は主催3者によるフォトセッションの様子。右から日本政府観光局(独立行政法人国際観光振興機構) 理事長 松山良一氏、一般社団法人日本旅行業協会 会長 田川博己氏、公益社団法人日本観光振興協会 会長 山口範雄氏

 日観振(日本観光振興協会)、JATA(日本旅行業協会)、JNTO(日本政府観光局)の共催で、9月21日~24日(一般公開日は23日、24日)に東京・有明の東京ビッグサイトで開催された世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2017」が閉幕した。

 ツーリズムEXPOジャパン推進室は9月25日、期間中の総来場者数は過去最高の約19万1500人であると発表した。

 今年で4回目となったツーリズムEXPOジャパンは、初めての日観振、JATA、JNTOの3者共催で、世界130の国と地域、国内47都道府県から、過去最高の1310の企業、団体が出展し、4日間の総来場者数は過去最高だった2016年の18万5800人を超える約19万1500人を記録した。

「ツーリズムEXPOジャパン2017」の来場者数

2017年9月21日(業界・プレス日、天候は晴れ):8700人
2017年9月22日(業界・プレス日、天候は晴れ):4万2000人
2017年9月23日(一般日、天候は雨のち晴れ):7万4000人
2017年9月24日(一般日、天候は晴れ):6万6800人

「B to Bの強化」を掲げた「ツーリズムEXPOジャパン2017」では、2016年の約2.5倍となる6886件の商談件数となったほか、JNTO主催の大規模商談会「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート 2017」や日本経済新聞社との共催による「インバウンド・観光ビジネス総合展」を開催した。

 一般日については「見つけよう。旅の新しいカタチ」を掲げ、産業観光や国立公園、日本遺産などのテーマのある旅が、体験、イベント、VR(バーチャルリアリティ)などを通じて展示され、好評を博したとしている。

「ツーリズムEXPOジャパン2017」のブースの様子などは、本誌の取材記事をご覧いただきたい。また、イベントは閉幕したが、トラベル Watchでは引き続き、会期中に行なわれたセミナーなどについてもお伝えしていく。

 5回目となる来年のツーリズムEXPOジャパンは、2018年9月20日~23日に同じく東京ビッグサイトで開催される。

2018年開催予定のツーリズムEXPOジャパン

開催期間:2018年9月20日~23日
会場:東京ビッグサイト
Webサイト:ツーリズムEXPOジャパン

 ツーリズムEXPOジャパン2017の会期中に行なわれた日観振、JATA、JNTOの3者によるフォトセッションの際、囲み取材に応えたJATA 会長の田川博巳氏は、B to Cに注力した2014年~2016年を「第1ステージ」、B to Cを維持したまま新しいB to Bへの注力に取り組んだ2017年からの「第2ステージ」という位置付けを踏まえつつ、「2018年は第2ステージの完成、ファイナルステージとしたい」と話した。

 そして2019年は大阪、2020年は沖縄での開催を予定しており、「そこでは地域のよさを十分に使って開催したい」と展望を述べ、オリンピック・パラリンピックが終わった2021年に東京に開催地が戻ってきたときには、「『日本人の旅のカタチ』がどう変わっているのか、マーケットをしっかり見極めながら取り組んでいきたい」と語った。