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開庁60周年記念のスペシャルイベント、大迫力の政府専用機を楽しめた「千歳基地航空祭」
“ジャンボ”の政府専用機を間近で見学
2017年7月24日 15:56
- 2017年7月23日 開催
7月23日、航空自衛隊 千歳基地(北海道千歳市平和)で開庁60周年となる「千歳基地航空祭」が開催された。千歳基地は、以前は自衛隊と民間の共用空港として運用されており、新千歳空港の開港に伴い、自衛隊用の千歳空港と民間利用の新千歳空港に明確に分離されたものになる。
北の守りとしてF-15Jの飛行隊も所属するが、よく知られているのは“ジャンボ”の愛称で親しまれているボーイング 747-400型機をベースとした政府専用機の運用を行なっていること。この政府専用機は1号機と2号機の2機運用されており、通常の整備は航空自衛隊で、高度な整備はJAL(日本航空)で行なわれている。2016年の千歳基地航空祭では2機の政府専用機が見られたが、今年の航空祭では2号機が羽田のJALメンテナンスセンターに整備に入っているとのことで1号機のみの参加となっていた。
航空祭の開催日当日は「晴れ」の予報が出ていたものの、午前中は曇天で多くの展示飛行プログラムは安全面を優先してキャンセル。政府専用機の展示飛行も前倒しで行なわれ、曇天のなかを優雅にフライトしていた。
また、午後になって青空が広がってきたものの、展示飛行の目玉となっていたアクロバットチーム「ブルーインパルス」については、1番機がトラブルのため1番機~4番機の飛行がキャンセル。5番機と6番機が天候チェックとして1度編隊によるフライパスを行なうのみとなっていた。
展示飛行関連については天候要因など残念な部分もあったが、約6万8000名の入場者数を記録。集計が進む段階でまだまだ増える可能性もあるという。
開庁60周年記念のスペシャルイベント、政府専用機の機外見学
地上展示で人気を集めていたのが政府専用機の機外見学。政府専用機のすぐ側まで近づいて見学できる機外見学プログラム参加は先着300名と限られたもので、すぐに一杯となってしまったものの、ほとんど変わりない距離で機外見学できる自由通路が政府専用機の周囲を取り巻くように用意されており、多くの人が巨大な政府専用機の見学を楽しんでいた。
航空自衛隊 千歳基地広報によると、この政府専用機機外見学は開庁60周年のスペシャルプログラムとして用意したもので、ここまで政府専用機に近づける一般公開は初めてとのこと。機外見学プログラムにおいては、実際に貨物室に入って内部を見ることができたり、パッセンジャー・ボーディング・ブリッジのない空港で利用可能な内部のタラップを見ることができたりと特別な公開が行なわれていた。
このジャンボ”の政府専用機だが、2018年度で運用を終了。2019年度からはボーイング 777-300ER型機をベースにした次期政府専用機になる。この次期政府専用機の受け取りは2018年8月ごろとのことで、来年の千歳基地航空祭が8月開催(例年、7月後半もしくは8月前半に開催)となった場合でも、見られるかどうかは微妙なところだろう。
なお、高い人気を誇るブルーインパルスの次回の展示飛行は、8月1日の「石巻川開き祭り」(宮城県石巻市)。本格的なアクロバット飛行は、8月27日の「松島基地航空祭」(宮城県東松島市)になる。