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「サマー・オブ・ラブ」から50周年を祝う米サンフランシスコの2017年

2017年3月24日 実施

1967年に起こった「サマー・オブ・ラブ」から50周年を記念した行事を実施するサンフランシスコ観光協会が関係者を招いたイベントを実施した

 サンフランシスコ観光協会(SanFrancisco Travel Association)は3月24日、セールスミッションのために来日したのを機に、関係者を招いてのイベントを実施した。

 同協会Director International Tourism - Asia/PacificのAntonette Eckert氏は、2016年に14万人の日本人がサンフランシスコや北カリフォルニアを訪れ、2015年から数字が伸長したと紹介。「日本は海外市場でトップ10に入る」と重要性を語った。

 そのサンフランシスコは2017年、反体制的文化やヒッピー文化がピークに達した1967年に、サンフランシスコ市にそうした思想に共感する人々が集結した「サマー・オブ・ラブ」と呼ばれる社会現象が発生してから50周年を迎える。それを記念した事業として、1年間を通して反社会的文化、カウンターカルチャーを祝したさまざまなイベントを実施。

 例えば、Berkeley Art Museum and Pacific Film Archiveでは、2月8日~5月28日に「ヒッピーモダニズム:ユートピアのための闘争」と題したショートフィルムを上映。5月12日~9月10日はCalifornia Historical Societyで、歴史家のデニス・マクナリー氏よりキュレーションされた写真展「サマー・オブ・ラブへの道」といった展示が行なわれる。

 このほかにもサマー・オブ・ラブを素材とした多数のイベント、アクティビティが提供される予定となっている。詳しくは特設サイト「Summer of Love 50th Anniversary(英文)」を参照されたい。

 この日のサンフランシスコ観光協会のイベントには、サンフランシスコや北カリフォルニア地域のパートナー企業担当者も臨席。各位による簡単なPRもあった。なかでも、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフにある有名な観光/ショッピングスポット「Pier 39」は、1978年10月4日の創業から“39”周年の記念の年となっていることから、各種割引や、ディスコパーティやムービーナイトのようなイベントを10月まで実施している。

SanFrancisco Travel AssociationのDirector International Tourism - Asia/PacificであるAntonette Eckert氏
HornblowerのDirector, Tourism DevelopmentであるEstelle Miller氏。50人から2000人が乗れるクルーズ船で、ディナー、ランチなどのクルーズを実施
Lake Tahoe Visitors AutorityのVice President, Tourism DevelopmentであるTony Lyle氏。サウス・レイク・タホエは、サンフランシスコからカリフォルニア州都であるサクラメントを経由して約4時間で。15のスキーリゾートが周囲にあるなど自然にあふれる
Pier 39のDirector of Tourism DevelopmentであるJodi Cumming氏。今年“39”周年を迎えることから、さまざまなイベントを実施する
Red and White FleetのDirector of Sales and MarketingであるLouise Winsnes氏。サンフランシスコ湾で1時間~90分、長くても2時間程度で楽しめるクルーズを提供
Sonoma County TourismのInternational Sales DirectorであるDeleyse Langdale氏。425以上ワイナリーや、スヌーピーミュージアムなどを持つソノマ郡。サンフランシスコの北側、ゴールデンゲートブリッジを渡るルートで30マイル程度の距離
シリコンバレー、クパチーノにあるThe Grand Hotel, The Cupertino Hotel & Cupertinoという2施設の豪華ホテルを紹介した、Area General Manager Claundio Bono氏
Yosemite Mariposa County Tourism BureauのExective DirectorであるTerry Selk氏。サンフランシスコからほど近いヨセミテ国立公園。シーズンによって異なる体験をできると紹介
Mammoth Lakes TourismのDirector of Sales and International MarketingであるMichael Vanderhurst氏。ヨセミテ国立公園から非常に近く、夏はハイキングや釣りなどを楽しめ、冬は「アメリカでナンバーワン」という屈指のスキーリゾートに
各企業、企業をイメージしたスムージー。Pier 39の竹炭を使った真っ黒なスムージーが注目を集めた
数年前からサンフランシスコで話題になっているミスター・ホームズ・ベイクハウスの「クラフィン」。クロワッサンとマフィンを融合させた新しいスイーツ