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NEXCO東日本、オリジナルどんぶりの頂点を決める「第3回 どんぶり王座決定戦!決勝大会」開催
149店舗の頂点は常磐道 Pasar守谷(上り)「常陸乃国の玉手箱 もりと海のわっぱ丼」
2017年3月24日 15:41
- 2017年3月23日 開催
NEXCO東日本(東日本高速道路)は3月23日、学校法人食糧学院 東京栄養食糧専門学校(東京都世田谷区)で、同社が管轄する高速道路のSA(サービスエリア)とPA(パーキングエリア)で販売しているどんぶりの頂点を決めるコンテスト「第3回 NEXCO東日本 どんぶり王座決定戦! 決勝大会」を実施した。
どんぶり王座決定戦は、地域の特徴・特色を活かした個性的で魅力のある店舗づくりを目指すNEXCO東日本の取り組み「SA・PAの『華づくり』」の一環で行なわれるコンテスト。北海道・東北・関東・信越のSA・PA149店舗からエントリーされたオリジナルどんぶり「どら丼(道楽丼)」のなかから、ブロック予選・ブロック大会を通過した12店舗が集いグランプリを決定する。
「どら丼」は、高速道路利用者に地域の味を楽しんでもらうことを目的として提供されているSA・PAのオリジナルどんぶり。今回は“地元食材を使用した、そのエリアならではのプレミアム丼~あの人に食べさせたい1杯~”をテーマに地域の魅力あふれる12種類のどんぶりが出揃った。
審査委員長は“料理の鉄人”としてもおなじみの四川飯店グループ オーナーシェフの陳健一氏、特別審査委員として学校法人食糧学院 東京調理製菓専門学校 校長の柘植末利氏、審査員にはフードコーディネータの資格を持つフリーアナウンサーの望月理恵氏、高速道路のB級グルメレポーターとしても活躍中のタレントの川瀬良子氏、リクルートライフスタイル じゃらん統括編集長の大橋菜央氏、ネクセリア東日本 代表取締役社長の村山和夫氏が審査を行なった。
審査は地域食材の存在感、開発プロセスや食べる人に伝わるネーミングかを見る「テーマとの整合性」、調理の過程で創意工夫がされているかなどの「調理審査」、彩りや盛り付けを見る「視覚審査」、美味しさと料理のバランスや価格に対する満足感(味・ボリューム・食材など)を見る「試食審査」の4項目を基準に、グランプリ1品、準グランプリ2品、審査委員特別賞2品を決定した。
審査委員長の陳健一氏の総評では、「いろんな試行錯誤をしながら作品を作り上げたというのを感じた。食というのは嗜好の世界。年齢とか嗜好とかそれぞれが違うなかで、創意工夫されたことに対して敬意を払いたいと思う。順位の発表はあるが全員胸を張っていいと思う。大切なのは作る姿勢。24時間稼働しているSA・PAの中でプロとして“よしつくるぞ”という気持ち、そしてサービスも大切。今日はそういった気持ちもプレゼンテーションから伝わった。これはとても意義のあるコンクールであり、続けることでレベルも上がるしお客さんも喜ぶ。明日からもおいしい料理を食べさせてください!」と述べた。
審査委員特別賞は、東北自動車道 岩手山SA(下り)ナックスの「焼走り熔岩流 黒かつ丼」(860円)と、同じく東北自動車道 安達太良SA(上り)日の丸サンズの「ローストビーフの提灯祭り丼」(1480円)。
準グランプリは、上信越自動車道 横川SA(上り)荻野屋の「上州牛 三度の肉めし」(1350円)と、昨年グランプリを獲得した常磐自動車道 友部SA(上り)東部食品サービスの「“茨城を食べつくそう第3章”アロエ丼~茨城の最上で希少なおもてなし~」(1500円)が選ばれた。
そしてグランプリは、常磐自動車道 Pasar守谷(上り)ジャパンフードマネジメントの「常陸乃国の玉手箱 もりと海のわっぱ丼」(1380円)が受賞した。このどんぶりは、茨城県の特産品をふんだんに盛り込んだ一品で、海産品は常磐沖で水揚げされた平目、タコなど4種類、畜産品は茨城県産の「常陸牛」など3種類、野菜はレンコンなど6種類の合計13種類の食材を使用している。煮込みや蒸すなど手作りにこだわったどんぶり。
試食時のプレゼンテーションでは、「茨城県の食材をできるだけ味わってほしい、お子さまからご年配のご夫婦まで味わってほしい、旅の疲れを癒してほしい、茨城県最後のSAでこのどんぶりを食べてもらい旅の一つの思い出になってほしいという思いでメニューを開発した」と伝え、審査をした望月理恵さんは、「開けた瞬間に幸せになった、具を寄せると湯気が出て、素材それぞれが美味しくて、ソースを付けるとまた違う味わいがあって、すごく堪能させてもらった」と絶賛していた。