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大井川鐵道、蒸気暖房で温まり車内で静岡おでんが楽しめるSL牽引「おでん列車」

2017年1月~3月 運行

冬のSL(蒸気機関車)

 大井川鐵道は12月6日、2017年1月~3月に「おでん列車」を運行すると発表した。お座敷列車車内で静岡おでんが楽しめるほか、SL(蒸気機関車)牽引の列車ならではの蒸気暖房が効いた暖かい車内も特徴。

「おでん列車」は通常のSL列車 かわね路号に連結された貸し切りのお座敷客車に乗車、車内ではおでん6品と弁当、缶ビール、ペッドボトル茶が振る舞われるツアー。静岡おでんは真っ黒な煮汁で串にささった「タネ」を煮込むため、他地域から来た人は煮込んだダイコンの黒さに驚くという。また、イワシやアジをまるごとすりつぶす「黒はんぺん」などの郷土料理もある。なお、車内へ飲食物の持ち込みは自由。

 客車はSLで発生した蒸気を車内に通す「蒸気暖房」の利用が特徴で、大井川鐵道によれば「エアコン空調のように空気が乾燥することもなく、ほんわかとやわらかい暖気が漂う」としている。

「おでん列車」の運行は2017年1月14日、15日、21日、22日、28日、29日、2月4日、5日、12日、18日、19日、25日、26日、3月4日、5日の合計15日間。新金谷駅を11時52分に出発し、千頭駅には13時9分に到着する。提供されるのは往路のみで、復路はフリー工程。参加費は大人1名6000円、子供(小学生)4300円。金谷駅~千頭駅のフリーきっぷと往路のSL急行券、お座敷客車の特別車両券、食事、保険料が含まれる。定員は1日あたり30名。

 参加申し込みは大鉄観光サービス(TEL:0547-46-3131)まで。対応時間は平日9時~17時30分、土曜9時~16時30分、日曜・祝日は休業。

おでん列車の車内イメージ