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箱根ロープウェイが全線営業運行再開、7月26日13時から

2016年7月26日 13時運行再開

 箱根ロープウェイは7月22日、大涌谷の火山活動の影響により一部区間の運行ができない状態が続いていたが、7月26日13時から全線での営業運転を再開すると発表した。全線運行は2015年5月6日以来、約1年3カ月ぶり。

 運行再開は、箱根山火山防災協議会幹事会を踏まえて、早雲山駅~大涌谷駅間の運行について承認が得られたため。この区間の再開により、早雲山駅~大涌谷駅~姥子駅~桃源台駅の全線について運行再開となる。

 運行は再開するものの、大涌谷駅は駅舎外に出ることは可能だが、一部区域で立ち入り規制がある。火山ガスの濃度等によって運行を休止する場合があるほか、ガスに対する感受性の高い人や健康状態によっては利用できない場合がある。ロープウェイのゴンドラ車内には口と鼻を覆うためにウェットおしぼりや応急キットを入れたボックスを装備するという。

 なお、利便性確保のため、代行バスは継続して運行する。代行バスの運行区間は大涌谷駅に停車しない早雲山駅~姥子駅~桃源台駅で、ロープウェイ営業運行の前後の時間帯のほか、点検や悪天候によるロープウェイ運休時に運行する。