トピック

絶対座れてチケットレス。モーニングライナー/イブニングライナーで日帰り東京親子旅

モーニングライナー/イブニングライナーを使って東京日帰り観光してきました!

 京成電鉄の「モーニングライナー」と「イブニングライナー」は、プラス420円(大人)で確実に座れる座席指定列車です。その名のとおり朝と夕方の時間帯に運行している特急列車なので、平日は通勤で使われることが多いのですが、土休日にも運行しています。

 そこで今回は“お休みの日にだって使わないテはない!”ということで、京成成田駅周辺にお住まいのファミリーが東京都心に日帰りおでかけする様子を紹介。行き帰りにゆったり座っていける快適さは、パパ&ママだけでなく家族全員が笑顔になること間違いなしですよ。

※掲載している写真は8月20日時点のものです。また、記事の内容は10月1日時点のものです。

「モーニングライナー」ってどんな列車?

京成成田駅の専用ホームに入ってくるモーニングライナー

 ここで改めて「モーニングライナー」について説明しましょう。モーニングライナーは成田空港駅または京成成田駅から京成上野駅までの上り方面で運行している全席指定の有料特急です。合計4本を毎日運行していて、停車駅は成田空港駅、空港第2ビル駅、京成成田駅、京成佐倉駅、八千代台駅、京成船橋駅、青砥駅、日暮里駅、京成上野駅の9駅です。

ライナー券の購入は便利な「チケットレスサービス」がお勧め。乗車時にこのネットライナー券の画面を見せるだけです

 料金は普通運賃のほかに420円(小児は210円)のライナー券が必要で、これはどこで乗ってどこで降りても一律料金。ライナー券は座席指定券を兼ねていて、購入する際に自分で座席表から指定できるのが大きなポイントです。しかも使われているのは最新型のスカイライナー車両! 天井が高くて解放感がありながらも落ち着いた雰囲気の車内は、座った瞬間からちょっとリッチな気分になっちゃいますよ。

座席を回してゆったり旅気分で都心へ

京成成田駅からモーニングライナーに乗車

実際に京成成田駅から乗車してみました

 今回はモーニングライナーに京成成田駅から乗車。平日と土休日では発車時間が異なるので、乗り慣れている人は注意が必要です。終点の京成上野駅までの所要時間はおよそ1時間5分ほど。買っておいた朝食を食べたり、スマートフォンを触ったり、車窓の景色を眺めたりしていると、ちょうどよい頃合いに上野に到着するイメージです。

右手が改札で、券売機は正面に見えます
ライナー券を購入している人の列
京成成田駅の土曜・休日ダイヤ。右の4本がモーニングライナー
改札外にあるライナー券売機
次のライナーが表示されています
人数を選択。一度に8枚まで購入可能
続いて座席指定。今回は「座席表から選ぶ」ボタンから2列を指定しました
現金やクレジットカードなどで支払いをして購入完了

 ライナー券は駅のライナー券売機で当日買ってもよいのですが、家族でお出かけの日って朝から慌ただしくてバタバタしがち。なんとか駅に着いたものの、券売機前の行列にヒヤヒヤなんてこともなきにしもあらずです。

 そこでお勧めしたいのが「スカイライナー インターネット予約サービス」。スマホの画面がライナー券の替わりになる、いわゆるチケットレスサービスです。利用は簡単で、スマホでサイトにアクセス、希望の列車を選択して、クレジットカードや各種ID決済サービスで購入するだけです。券売機と同じく好きな座席を選ぶこともできます。あとはそのスマホを持って乗車するだけ! 券売機に並ぶことなく、24時間いつでもどこからでもライナー券を購入できちゃうのです。

「スカイライナー インターネット予約サービス」のトップ画面
乗車日、乗車区間、乗車時間帯を入力すると……
予約可能な列車がこのように表示されます
スマートフォンからでも座席表を見ながら好きな席を指定可能

 ライナー券をゲットしたら、いよいよ改札へ。京成成田駅は3番線がモーニングライナーの専用ホームになっています。改札を抜けたら正面にある階段を下って地下通路へ。そして3番線への階段を上がってホームにアクセスします。

 上野寄りのホーム端にはエレベーターも。こちらは改札を抜けたら(5番線ホームを)そのまま直進してホーム端のエレベーターで2階通路に上がり、3~4番線ホームのエレベーターで下に降りればオーケーです。

改札の正面にある階段を降りて地下通路を歩き、再び階段を上がればモーニングライナー専用ホーム
モーニングライナーは3番線から発車します
京成成田駅ではモーニングライナーの乗車口は6・7・8号車のみ
改札内にはパン屋さんも。車内で食べる朝食をここで買うのもよいかも

 ここでちょっと注意したいのが乗車口です。モーニングライナーは停車駅によって扉が開く車両が決まっていて、京成成田駅では上野寄りの8・7・6号車のみとなります。発車時刻が近づくと乗車待ちの人が整列しているので間違えることはないと思いますが、例えば2号車を予約してあるからといって成田空港寄りのホーム上に立っていても扉は開かないのでご注意を。

「わ~! スカイライナーの車両はかっこいいね」。いよいよ乗車です
多機能トイレも完備
各車両には荷物置き場も
自動販売機のあるリフレッシュスペース

 車内はさすが最新型のスカイライナー車両! デッキも広々としていて、ベビーベッド、ベビーキープを併設した多機能トイレや、車いすでも利用可能な洗面所、飲料の自動販売機、大型荷物も収納できる荷物スペースなどを完備しています。座席の広さは申し分ないゆったり設計で、テーブルとACコンセントが全席に設置されているので、お弁当を広げたり、タブレットを使ったりするときも不便がありません。通路が広くて、窓が大きいのも開放感があってうれしいポイント。なにより乗っていて感じる高級感がおでかけ気分を盛り上げてくれます。

車内はスタイリッシュな空間。天井が高いので圧迫感がありません
105cmのシートピッチを誇るくつろぎスペース
リクライニングも深々。到着までゆったりと過ごせます
荷物は上の広~いスペースに置きましょう
ご覧のように広々快適の足元
軽食を食べるときなどに利用できるテーブルも
全席にコンセント完備。行き帰りでスマートフォンやタブレットなどの充電ができるのはありがたいですね。無料の車内Wi-Fiも利用可能です

 ちなみに今回の場合大人2枚、子供2枚でライナー券の合計は1260円。別途乗車券が必要ですが、たった1000円ちょっとプラスするだけで、この空間が実現できるのはお得! 友人同士などのグループ利用にもお勧めです。

せっかくの4人利用なのでシートを回転。行き帰りの移動も旅の楽しい思い出に!
京成上野駅に到着。改札正面には東京観光情報センターがあるので覗いてみては? その奥の店舗では京成電鉄グッズもいろいろ販売しています

東京上野の定番観光スポット、恩賜上野動物園へ

ゾウさんってやっぱり大きいね~

 今回は、到着した上野周辺の定番観光スポットである「恩賜上野動物園」へ。ジャイアントパンダのシャンシャンの人気も相変わらずです。

 ところで上野動物園には、「表門」「弁天門」「池之端門」の3か所の入り口があるのをご存じでしたか? そのなかでも京成上野駅から一番近いのが「弁天門」で、アメ横側の正面口とは反対の「池の端口」から歩いて4分ほどの距離。弁天門から入園すると、蓮の名所・不忍池のほとりにある西園から観てまわり、そのあとに東園へというルートとなります。西園には2017年にリニューアルした「子ども動物園すてっぷ」がありますよ。

かわいい赤ちゃんゴリラの姿も
「動かない鳥」で人気のハシビロコウ
人気動物といえば迫力あるアジアゾウ
プールで泳ぐホッキョクグマの姿が見られたらラッキー

帰りは京成上野駅から「イブニングライナー」で

スーツケース利用者も多い京成上野駅の改札は幅広タイプ

 めいっぱい東京を満喫したら、帰りも確実に座って帰りたい!ということで、帰路は「イブニングライナー」を利用しましょう。平日、土休日ともに京成上野駅を18時~23時の間に出発する合計7本が毎日運行しています。もちろんライナー券は、空いた時間などにお父さんがスマホでサクッと購入済み!(のはず)

ホーム階行きのエレベーター
エスカレーターで降りると……
ホームには乗車口の案内板があります

 モーニングライナー同様にイブニングライナーも駅によって乗車口が決まっていて、京成上野駅は2号車と3号車。青いラインがホームの床に引かれていて、その先にライナー券を確認する駅員さんが立っています。

青いラインの先がイブニングライナーの乗車口となっています
2号車と3号車のみが乗車口なのでご注意を
駅員さんにチケットやスマホを提示して乗車

 さて、1日歩き回ってどっと疲れが出てくる帰路。イブニングライナーならシートのリクライニングを倒してウトウトしながら帰ることもできます。たくさんお買い物をして荷物が増えてしまっても広々空間なので心配いりません。

 行きも帰りもゆったりした気持ちで移動できて、家族やグループの日帰り旅行にもぴったりの京成電鉄のモーニングライナー、イブニングライナー。ぜひ一度お試しを!