週末駅弁

東京駅「1号機関車弁当」

容器は日本最初の鉄道で使われたSLがモチーフ

「1号機関車弁当」
弁当名「1号機関車弁当」
価格1250円
販売駅JR東日本 東京駅など
購入場所東京駅 膳まい東京南通店
購入日2015年10月9日

 毎年10月14日は、1872年10月14日に新橋~横浜間で最初の鉄道が開業したのを記念して「鉄道の日」と定められています。この日の前後はJR全線の普通列車が3日間乗り放題の「秋の乗り放題パス」(7710円)が発売されたり、日比谷公園で「鉄道フェスティバル」(2015年10月10日~11日)が開催されるなど、記念行事が目白押しです。新橋~横浜間の開業時に使用された10両のSLのうち、最初に日本の到着した150形蒸気機関車を通称“1号機関車”と呼びますが、これをモチーフにした駅弁が「1号機関車弁当」です。1号機関車をイメージしたプラ製の容器に駅弁が入っています。

 あくまで駅弁の容器なので、機関車としてのプロポーションはやや車体幅が広くなっていますが、動輪2軸に先輪1が1軸という軸配置や、丸い蒸気溜めのコブの形は1号機関車を的確に表現しています。また、前面にはちゃんとバッファー(緩衝器)も表現されています。

「1号機関車弁当」は1号機関車をイメージしたプラ製の容器がポイントです

 容器はボイラーと機関室が上側の蓋になっており、貯水タンクと機関室の部分を上手く下側の舟として活用した設計です。容器は上下の蓋がツメでカチッと固定されるので、後から何かの物入れとしても活用できます。

 中身は牛肉と玉子のそぼろご飯とチキンナゲット、海老フライ、ウインナー、プレーンオムレツ、蒲鉾にぶどうゼリーが入っています。前部は袋に入ったケチャップのケースになっています。

容器は後から何かの物入れとしても活用できます

 実際に食べみると、メニューから想像できるとおり、子供から大人まで楽しめるお子様ランチの味です。どの具材もバランスのよい味付けで、食べ慣れた安心できる味となっています。製造元は牛肉系の弁当を数多く手がける山形県にある松川弁当店ということもあり、ご飯と牛肉のそぼろは大人でも満足できる味付けでした。量はやはりお子様ランチに準じているので、子供なら問題ないですが、腹を減らした大人には物足りなく感じてしまいます。大人であれば、小腹が空いたときに食べるのがよいでしょう。

子供から大人まで楽しめるお子様ランチの味です。どの具材もバランスのよい味付けで、食べ慣れた安心できる味となっています