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広島県、ガイドブック「カンパイ!広島県」を増刷し厳島神社の鳥居を模した巨大ブックタワーを福岡で披露
初版10万部は品切れ箇所続出
(2015/7/23 20:17)
- 期間:7月23日~7月26日
- 場所:福岡市中央区天神 ソラリアプラザビル1F イベントスペースゼファ
広島県の観光課は7月23日、“究極のガイドブック”第2弾として作成した無料ガイドブック「カンパイ!広島県」の配布イベントを、福岡市中央区天神にある商業施設ソラリアプラザにて行なった。6月16日に初版10万部の配布を開始してから、2週間で品切れとなる施設が続出となったが、5万部を増刷し全国で配布再開となった。
ガイドブックのクリエイティブディレクターは、福岡在住でもある映像監督の江口カン氏(KOO-KI代表)。広島県とのコラボレーションにより「カンパイ!広島県」を完成させた。
今回は、このソラリアプラザのイベントスペースに「カンパイ!広島県」を1万冊使い、広島県にある厳島神社の大鳥居を模したブックタワーを出現させるというイベントの模様をお届けする。なお、配布イベントは7月26日まで行なわれる。
第2弾となったガイドブックの魅力
広島出身のミュージシャンである奥田民生氏が表紙となっている「カンパイ!広島県」だが、第1弾の「泣ける!広島県」よりも大幅にパワーアップ。前回は、尾道や宮島など他県在住者が分かりやすいランドマークや、観光地がメインだったが、今回は、よりマニアックな内容となっており、グルメ情報はもちろん、絶景ポイントや瀬戸内の小さな島々、スイーツや地酒、さらには魅惑の建築物までと、実に467件もの情報が詰まっている。テイクフリーの配布物としては贅沢な内容となっているので、見かけた際はぜひ手にとってほしい1冊に仕上がっている。
さらに、今回の増刷を受けて、全国の都道府県立図書館に閲覧用として寄贈されることが決定した。配布施設および寄贈される図書館については公式サイトで確認できる。
初版が配布されたあと、広島県の関連施設31カ所ですべて品切れ、全国でも8割を超える施設で品切れとなるほどの話題を呼んだ。多くの反響を受けて今回の増刷につながった形と言える。
ブックタワー除幕式には厳島武将隊や壺装束女子が登場しガイドブックを配布
1万冊のガイドブックを使用したブックタワーは、広島県の厳島神社の大鳥居をイメージして積み上げられた。大きさは幅6mもの巨大なオブジェとして存在感を放つ。
広島県からのアピール隊として、広島県ブランド推進部長である岡村清氏、厳島武将隊として演武を披露した「宮島侍」、平安時代の外出衣装をまとった「壺装束女子」がアンベールを行なった。
岡村氏は、「新幹線で約1時間の広島県にぜひお越しいただきたい。今回のガイドブックは、より詳細な情報を網羅したので、何度でもお越しいただいて楽しめる内容になっています」と挨拶。
宮島侍とのフォトセッションで広島県限定ジュースを限定配布
除幕式終了後は、壺装束女子が行き交う買物客にガイドブックを配布、さらに、ブックタワーを背景に、見学していた一般客と宮島侍とのフォトセッションを行なった。参加者には広島県でしか手に入らないレモンサイダーをプレゼント。親子連れやカップルが撮影に興じていた。
巨大ブックタワーの展示とガイドブックの配布は7月26日(配布は土日のみ)まで行なわれ、広島県の魅力を「究極」にアピール。ターゲットとしては福岡県や大阪府の30代女性をイメージしているとのこと。「旅女子に広島県のマニアックな魅力を堪能していただきたい」と、ブランド推進部長の岡村氏も語る。
ガイドブック内には、吉本興業の女性芸人が広島の各地を案内しているページや、漫画ページによるグルメネタも用意されている。さらに温泉ソムリエによる、25℃未満の源泉数日本一をネタにした「おしい! 温泉じゃ県」といった、ひたすらマニアックなページも多く、単純に読み物としてもお得度が高い内容だ。
まだまだ、世に知られていない広島県の魅力が網羅された「カンパイ!広島県」を見つけた際は、ぜひ手に入れて広島県の深さに触れてみてはいかがだろうか。