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大和ネクスト銀行、海外プリペイドカード「スマデポ(DAIWA SMART DEPOSIT)」を外貨預金利用者向けに提供

マネーパートナーズのマネパカードの機能と連携

2016年3月23日 発表

海外プリペイドカード「スマデポ(DAIWA SMART DEPOSIT)」を持つ、株式会社大和ネクスト銀行 代表取締役 副社長 斉藤弘明氏(右)と、株式会社マネーパートナーズ 代表取締役 社長 奥山泰全氏

 大和ネクスト銀行は3月23日、マネーパートナーズのマネパカードの機能と連携し、海外プリペイドカード「スマデポ(DAIWA SMART DEPOSIT)」のサービスを28日より開始すると発表した。23日の発表日に発表会を開催。スマデポ開始の背景について説明した。

 大和ネクスト銀行 代表取締役副社長 斉藤弘明氏は、大和ネクスト銀行の役割について「資産形成で貯める増やすのお手伝いをしてきた」と説明。これまでの資産形成サービスに加え、外貨預金利用者へお金をうまく使うサービスがスマデポだという。

 海外プリペイドカードの機能としては、米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドルの5通貨に対応。大和ネクスト銀行に外貨預金口座を持つ個人(15歳以上)が申込み可能で、外貨預金からのチャージ手数料はチャージ金額の1.5%(外貨建て)となり、6月30日まではキャンペーンによりチャージ手数料は無料になる。

 スマデポの詳細については、大和ネクスト銀行 常務取締役 對馬真哉氏が説明。スマデポは大和ネクスト銀行が2012年に提供開始した外貨預金の活用として用意し、海外プリペイドカード発行の背景としては、「クレジットカードと異なり、与信の審査が不要で未成年でも持つことができる」「安全性がある。不正にあってもチャージした金額が上限となる」「使いすぎも防げる」の3つの利点を挙げた。

 また、「日本人は現金が好きで、現金社会。比較的現金と同様に使える」といい、特に大和ネクスト銀行は預金者の平均年齢が高いため、そうしたニーズが強いという。その高年齢層へ向けて、外貨宅配サービスも開始。旅行に行く前に申し込めば、自宅まで外貨を宅配してくれる。

導入に至った背景
海外プリペイドカード
スマデポ概要
利用シーン
セキュリティ
他社プリペイドカードとの比較
外貨預金戦略

 大和ネクスト銀行のスマデポの特徴としては、日本の海外プリペイドカードとして初めてカード盗難保険を付帯。海外旅行、海外出張、海外留学への安全性を寄与するとし、月間500枚くらいの発行を目指していく。

 このスマデボは、マネーパートナーズのマネパカードの機能と連携しており、大和ネクスト銀行が同社ならではのサービスを付与した形になる。マネーパートナーズ 代表取締役 社長 奥山泰全氏は、自身が大和ネクスト銀行に話を持ちかけたといい、マネパカードの機能を利用した海外プリペイドカード第1号がスマデポになる。

 スマデポのプリペイド機能が使える店舗はマスターカード加盟店舗となる。発表会に出席したマスターカード・ジャパンオフィス 代表取締役・上席副社長 広瀬薫氏は、デビットカードとプリペイドカードの違いをユーザー視点で紹介し、プリペイドのメリットを説明した。

マネーパートナーズについて
マネーパートナーズの事業内容
マネパカードについて
スマデポはマネパカードの提携第1号
デビットカードとプリペイドカードの違いについて

(編集部:谷川 潔)