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ソラシド エアが就航した石垣島の川平湾に行ってみた

川平湾全景。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも三つ星で掲載されるなど、日本を代表する風景(クリック後、拡大ボタンを押すと3764×1080ドットの写真が開きます)

 ソラシド エアが那覇空港からの便を就航させた石垣島。ソラシド エア就航取材のため「南ぬ島(ぱいぬしま) 石垣空港」に行き、その後若干の時間があったため、石垣島の観光スポットにちょっとだけ立ち寄ってみた。

 石垣島の観光スポットとして真っ先に挙げられることが多いのが島の西側にある川平(かびら)湾。島の東側にある新石垣空港からクルマで1時間弱、約25kmと少し離れているものの、多くの人が思い浮かべる「南の島」を具現化したような場所だ。2009年にミシュランが発行した外国人向けガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも三つ星で掲載されるなど、世界的に評価の高いスポットでもある。

海の色は天候やプランクトンによって変化する。この日はちょっとグリーンが強めだった

 空港から川平湾へのルートはいくつもあるけれど、脇目も振らずに目指すなら県道211号~87号~79号~207号と島中央部を走るのが手っ取り早い。時間があるなら国道390号を利用して、島の外周部をぐるっとまわりつつ景色を堪能するのもアリ。ただ、距離自体はそれほど離れていないものの、移動には割合時間がかかるので余裕を持った行動がオススメだ。

 レンタカーなどクルマで移動するとなると困るのが駐車場だ。でも石垣島の観光スポットにはたいてい駐車場が併設されているので大丈夫。もちろん、川平湾にも用意されていてクルマからビーチまでは歩いてものの数分の距離。ただ、ちょっと高低差があるため高齢者にはキツイかも。といっても、歩道橋を渡れるぐらいの体力があれば大丈夫だ。

 海岸に降りると真っ白い砂浜が広がっている。もっとも砂浜といっても、そのツブは多くがサンゴの残骸などからなる石灰質の小さなカケラ。これが白く見えるワケ。

 海を眺めつつ砂浜をぶらぶらしているのも楽しいけれど、もっと川平湾を楽しみたいなら、グラスボートに乗るのがオススメ。グラスボードは船底を透明なアクリルにすることで海中を見られるようにした船で、船長によるガイドを受けつつサンゴ礁やそこに泳ぐ魚たちを気軽に眺められる。乗船受付は駐車場前にあるお店で行っており、約30分の遊覧で大人1030円。時間帯によっては満員なこともあるけれど、15分程度の間隔で運行している上、お店もいくつかあるのでそれほど待つことはないはず。今回乗船した船のガイド氏にオススメの時間帯を聞いてみたところ「時間帯だけでなく天気や汐によって海や魚たちの表情はいつも違う。その時その時の海を楽しんでほしい」とのこと。石垣島を訪れたなら、ぜひ足を運んでほしいスポットだ。

グラスボートはサンゴや魚が見やすい位置まで案内してくれる
グラスボートは砂浜からすぐに乗ることができる
グラスボートの船内。船底の一部がアクリルでできており、海の中の風景が楽しめる
海中の様子。サンゴや魚の名前などもガイドしてくれるので楽しく眺めることが可能だ
川平湾の遊泳は禁止されているが足を入れるぐらいは大丈夫
白い砂と青い海。まさに南海の楽園といったムード
砂ではなく大部分はサンゴのカケラ
対岸にある駐車スペースから見た川平湾
川平湾のさらに西にある御神崎。天気がよければ西表島が見えるはず
空港の北にある玉取崎展望台からの眺め。午前中は逆行になるため光線状態は午後の方がよさそう
石垣の中心部に近いパンナ公園からは石垣港が一望できる
公園内にはこの「エメラルドの海を見る展望台」のほかにもいくつか展望台があるので時間があれば寄ってみたい
パンナ公園の案内図。さまざまな花や鳥たちのほかにホタルも見られるようだ
取材時はハイビスカスがキレイに咲いていた
移動中に見つけた海へと続く道路
石垣島はそれほど広くないように思えるけれどこんなまっすぐな道もある
島内の飲食店に寄るヒマがなかった(泣)ため空港内で腹ごなし。こちらは定番のソーキそば。あっさりでもコクのあるスープと中太麺、ソーキのコラボが美味
人気店「ミルミル本舗」のジェラートも新石垣空港内で味わえる。ジェラートを2種類、カップとコーンで選べる。写真はマンゴーとパイナップルの南国果実コラボ。スッキリさわやかな味わいはこれからの季節にピッタリ

安田 剛