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JAL、セントレアで名古屋~札幌線就航30周年記念セレモニー実施
桜前線の到達した北海道へ向けJL3105便が出発
2017年4月25日 16:04
- 2017年4月25日 実施
JAL(日本航空)は4月25日、セントレア(中部国際空港)において名古屋~札幌線就航30周年記念セレモニーを実施した。同社は1987年4月15日同路線を開設、当時は小牧空港~千歳空港を結ぶ路線だったが、小牧空港は中部国際空港に、千歳空港は新千歳空港に引き継ぐ形で運航を行なっている。
セレモニーは、新千歳空港からセントレアへと定刻の11時30分より少し早く到着したJL3100便をウォーターキャノンで歓迎するところから始まった。この機体(登録記号:JA307J)がJL3105便として折り返すセレモニー便になる。
8番搭乗口でセレモニーを実施
名古屋~札幌線就航30周年記念セレモニーはJL3105便の搭乗口であるセントレア 国内線 8番線搭乗口で実施。セレモニーには就航当時の6代目制服を着たCA(客室乗務員)に加え、セントレアのオリジナルキャラクター「なぞの旅人フー」も登場。JL3105便の搭乗客との記念写真に応じていた。
このJL3105便ではセレモニー便ということで搭乗客に特別なプレゼントも実施。名古屋~札幌線就航30周年記念バッグ、そして「白い恋人」で知られる石屋製菓のチョコレートも搭乗時に配られていた。
搭乗前には、JAL 中部地区総支配人 棚橋伸氏、およびJL3105便の機長である猪倉光樹氏が挨拶。JALスタッフの司会が「1987年4月25日、名古屋と札幌を結ぶ直行便の運航を開始しました。そして本日就航30周年の節目の日を迎えることができました。これもひとえに日頃より日本航空をご利用くださいますお客さまのおかげでございます」と路線の歴史に触れたあと、棚橋支配人が30周年を迎えた路線について語った。
棚橋支配人は、「この名古屋(セントレア)発~札幌(新千歳)行きJAL3105便をご利用いただきまして本当にありがとうございます」とあいさつしたあと、自分の職歴を紹介。1990年代に札幌で5年、営業勤務をしていたという。そのころは名古屋~札幌線をなかなか利用してもらえず、札幌から名古屋に行くお客さまを一生懸命旅行会社に紹介したとのこと。
現在は、その名古屋~札幌線を1日5便で運航。「30年の長きにわたって路線を運航し続けてこられたのもお客さまのおかげです。本当にありがとうございます」とJL3105便の搭乗客にお礼を述べた。
そして運航スタッフ、地上スタッフ、イベントスタッフにも礼を述べ、「私ども日本航空はこれからもお客さまに愛される会社として力を尽くして挑戦をしていきたいと思っています」と結んだ。
棚橋支配人に続いては、猪倉機長が搭乗便の見どころを紹介。セントレアから新千歳に向かうにあたって、機窓からどのようなものが見られるのかを簡単に紹介した。
JL3105便の搭乗客は144名(クラスJ利用客8名)+幼児2名。11時45分、桜前線が到達したばかりという北海道に向けて飛び立っていった。