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“大きなミッキーマウス”が東京ディズニーリゾートの駐車場に! 毎年恒例のコーンを使ったアートの展示がスタート
キャストが三角コーン約700個で制作
2017年3月3日 12:00
- 2017年3月1日~3月31日 設置(3月18日~20日除く)
オリエンタルランドは、東京ディズニーリゾートの駐車場で、ロードコーン(パイロン)を使ったアートの展示を3月1日からスタート。3月31日まで限定公開する。キャストの手により並べられた三角コーンで描かれた“大きなミッキーマウス”が報道公開されたので、その様子をレポートする。
東京ディズニーリゾートの駐車場に赤い三角形のコーンで形作られた“大きなミッキーマウス”が登場。これは、東京ディズニーリゾートの駐車場で毎日ゲストを迎えているパーキングロットキャストたちが、「ディズニーリゾートライン」に乗車しているゲストにハピネスを届けようと制作。駐車スペースに余裕のある今の時期だけ見ることのできるスペシャルなアートとなっている。
2015年はミッキーマウス、2016年はミッキーマウスとダッフィー。そして今年は“大きなミッキーマウス”が広大な駐車場をキャンバスに描かれた。
制作時間は1時間30分。使用したコーンの数は約700個。キャスト10名で生み出されたアートは「ディズニーリゾートライン」の車内、または「ベイサイド・ステーション」のホームからちょうどよい角度で楽しめるようになっている。このサプライズにゲストは、笑顔で眺めたり、カメラを向けていた。
約2万台の駐車が可能な東京ディズニーリゾートの駐車場での制作は、まず設計図を見ながらキャラクターの図を4分割し、2名1組でそれぞれシルエットを制作。「ディズニーリゾートライン」の「ベイサイド・ステーション」のホームからキャストが形状を確認し、調整指示を出しながら4区画をつなげ完成に導いていく。
今回の制作でリーダーを務めたパーキングロットキャストの武内氏は「コーンの数によってカーブであるべき箇所が直線に見えてしまうこともしばしば。何度も入れたり、取ったりを繰り返して滑らかな形にしていきます。ミッキーマウスの頬や耳の部分できれいな曲線を生み出すのが難しくもあり、そしてやりがいのある部分です。ぜひでき上がったアートを楽しんでください」と話した。
コーン片手に徒歩で広大な東京ディズニーリゾートの駐車場を移動、設置し完成させるアート制作は、チームワークがなによりも大事。10名中5名が初めての参加だった今回、初参加のパーキングロットキャストの谷本氏と藤原氏にも話を聞いた。
谷本氏は「アートの制作に以前から参加したいと思っていたので、今回貴重な経験ができてうれしかったです。地上側に立って作っているとミッキーマウスの形がうまく描けているのかが分かりません。上で指示をしてくれるキャストと息が合ってこそ完成できるため、チームワークの大切さを改めて感じました」とコメント。
藤原氏は「多くのゲストにハピネスを届けることのできるアートの制作に少しでも貢献できてよかったと思います。先ほども話が出ましたが、コーンの数や間隔、見る角度によって、線が直線に見えたり、カクカクだったり、滑らかにきちんと見えたりといろいろ異なるので、その部分を上手く表現するのが面白さだと思いました。ゲストの笑顔を生み出せるように、今後もさまざまなアイデアに挑戦していきたいです」と笑顔を見せた。
毎年3月頃の恒例のお楽しみとして心待ちにしているゲストも多いこのアート。今回制作されたのは“大きなミッキーマウス”だが、実は映画「アナと雪の女王」のオラフや映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場するダース・ベイダーなど、いろいろなキャラクターも練習しているとのこと。そのなかでも、クオリティが高くできたアートを東京ディズニーリゾートの駐車場に描いているという。いつの日か、ほかのアートもお披露目されることを楽しみに待ちたい。
約7~8年前から駐車場に描かれ続けているアート、その始まりは丸を3つ描いたミッキーシェイプだった。徐々にリアルなものとなり、現在の形に。そして、ダッフィーやミニーマウスとミッキーマウスのペアなど、近年ではレパートリーも増えた。
今回の“大きなミッキーマウス”も初公開時は約6時間をかけて制作していたが、今では1時間30分で納得のでき上がりになるほど技術も向上したという。なお、使われている駐車場のコーンには、よく見るとちょっとしたサプライズが。一部のコーンにはミッキーシェイプがあるのだ。運よく見つけられたら、より東京ディズニーリゾートでの思い出が素敵なものとなるはず。
アートの展示は3月31日まで。風の強い日など天候によって見ることのできない場合もあるが、雨天でも展示は行なっている(※)。
東京ディズニーリゾートを訪れた際には、ぜひ「ディズニーリゾートライン」や「ベイサイド・ステーション」のホームから眺めてみてはいかがだろう。その大きさとかわいさに、自然と笑顔が生まれるはずだ。
※展示期間は変更になる場合があります。また天候などにより展示をしない場合があります。
(C)Disney