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国交省、道の駅へ行くために再チャージなしで高速道路を一時退出できる「賢い料金」実施
ETC2.0搭載車対象に全国3カ所で試行
2017年2月8日 16:11
- 2017年2月7日 発表
国土交通省は2月7日、道の駅立ち寄りのために高速道路から再チャージなしで一時退出できる「賢い料金」を、全国3カ所の道の駅で試行することを発表した。ETC2.0搭載車を対象に、2017年夏を目処に開始する。
日本の高速道路において、SA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)などの休憩施設同士の間隔が約25km以上離れている“空白区間”が約100カ所あり、この半減を目指す施策。高速道路外の休憩施設への一時退出を可能とすることで、休憩施設などの不足を解消するほか、地域活性化への貢献も狙いとする。
具体的には、ETC2.0搭載車が高速道路を降りて道の駅に立ち寄り後、一定時間内に高速道路に再進入した場合に、降りずに利用した料金のままとするもので、利用1回あたり料金の再徴収を行なわないほか、一定距離以上を連続利用した場合の料金割引措置なども継続する。
“道の駅に立ち寄り後、一定時間内に高速道路に再進入”が条件となっており、ガソリンスタンドなど道の駅以外の施設へ併せて立ち寄っても、一定時間内の再進入であれば「賢い料金」が適用される。道の駅への立ち寄りは入り口でETC2.0によって確認し、“一定時間”は1時間程度を想定しているという。
試行の対象となる道の駅は、関越自動車道 高崎玉村スマートIC(インターチェンジ)に近接する「玉村宿」(群馬県佐波郡)、新東名高速 新城ICに近接する「もっくる新城」(愛知県新城市)、山陽自動車道 徳山西ICに近接する「ソレーネ周南」(山口県周南市)。いずれの道の駅も、道路情報の提供やEV充電器、飲食施設などSAと同等の機能を備える。