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リーガロイヤルホテル京都、9月8日リニューアルオープン

プレミアムフロア「竹林の風音」や「オールデイダイニング カザ」を新設

2016年9月8日11時 リニューアルオープン

リニューアルされたリーガロイヤルホテル京都

 リーガロイヤルホテル京都は9月8日、ホテル開業47年で初となる全館休業による工事を終え、リニューアルオープンする。2月1日から休業して約7カ月間の工事となった。このリニューアルでプレミアムフロア「竹林の風音」と、「オールデイダイニング カザ」が新たに誕生する。

 リーガロイヤルホテル京都は、1969年11月1日に「京都グランドホテル」として開業。京都駅からのアクセスもよく、京都観光だけでなくビジネスや多くのシーンで利用されてきた。1997年に京都グランドホテルからリーガロイヤルホテル京都へと名称を変更した。

 近年の訪日外国人観光客の増加に伴い、京都ではホテルが相次いで開業しているなか、今回のリニューアルにより、快適性や利便性を高め、増加する訪日外国人観光客だけでなく、国内の観光客へもアピールしていく。リニューアルのコンセプトは「Warm Contemporary Japanese」。「現代的な日本」を表現しつつ、「あたたかみ」や「おもてなし」を加えたものとしている。

建物全体に格子のモチーフが施された

 外観は、もともとあった緑のタイルを活かしながら、格子のモチーフを建物全体に施している。瓦をイメージした色調の格子を用いて、竹の連なる様をデザイン。昼と夜の光で、それぞれ違った表情を作り出すという。夕方からはライトアップされる。

もとの緑のタイルは活かされている
14階の回転展望レストランは、内装を一新して10月下旬オープン予定

 アプローチの天井のひさしは、今回すべて作り直した。木調のアルミルーバーを室内に引き込み、人を誘うようなデザインに。また、石畳や竹林、行灯などをモチーフとしたオブジェは、京都らしさを演出。にぎやかな京の町屋をイメージしたという。

今回すべて作り直したというアプローチの天井のひさし
人を誘うような、木調のアルミルーバーを室内に引き込んだデザイン
竹林や行灯をモチーフにしたオブジェが出迎える
アプローチから続く石畳を歩くとフロントロビーへと通じる

 フロントは、黒のゲートと赤いカウンターで「漆」のイメージ。内装は1階、2階、地階にアルミを使って竹の雰囲気に仕上げた。このアルミは1500本使っているそうだ。

フロントは、黒のゲートと赤いカウンターで「漆」をイメージ
アルミ1500本を使って竹をイメージした内装に仕上げている

 客室は7室増室して489室。6~10階の全客室と3~5階の一部客室には、シモンズ社と共同開発したオリジナルのコラボレーションマットレスを採用。7.5インチの高性能スプリングのポケットコイルを使用し、快適な睡眠ができるベッドだという。

 9階は新たなコンセプトを設け、プレミアムフロア「竹林の風音」として生まれ変わった。竹林を演出したフロアで、京の風情と現代的なデザインを取り入れている。すべての客室のシャンプー、コンディショナーは、英国ブランド「ローラ アシュレイ」を採用。インテリアには京都の老舗創作竹芸品メーカー「公長齋小菅(こうちょうさいこすが)」の竹製品が採用されている。

 プレミアムフロア「竹林の風音」を含む8~10階の特別フロアでは、今治タオルやBluetoothスピーカー、オリジナルの浴衣とナイトウェアの2種類が用意されるなど、アメニティや客室備品にもこだわっている。また、客室の水はすべて、地下から汲み上げた天然水を使用。今回新たに井戸を掘り、地下水の供給を強化している。

2階へ続くエスカレーターも竹林のイメージ
2階ロビーは、やや趣が異なるイメージ
通路の右側は竹のシルエット、左側は壁の色がグラデーションになっている
9階プレミアムフロア「竹林の風音」の廊下は、竹模様の絨毯が敷かれる
9階プレミアムフロア「竹林の風音」にある広さ79m2のプレミアムスイート
マグカップはオリジナルの絵付けがされた清水焼
ゴミ箱やティッシュ入れは、京都の老舗創作竹芸品メーカー「公長齋小菅」の竹製品
寝室にはシモンズ社と共同開発したマットレスを採用したベッドが並ぶ
ケーブルなどが入った袋も京の伝統柄
オリジナルの浴衣とナイトウェアの2種類が用意される
窓を開けると、外光を取り込んで明るい浴室
シャンプー、コンディショナーは、英国ブランド「ローラ アシュレイ」を採用
落ち着いた雰囲気の洗面台。タオルは吸水性がよい今治タオル
9階プレミアムフロア「竹林の風音」のスタンダードツイン
9階プレミアムフロア「竹林の風音」デラックスツイン
9階プレミアムフロア「竹林の風音」プレミアムスイートダブル
レギュラーフロアの和洋室
レギュラーフロアのラグジュアリー ファミリー
1階の朝食対応ビュッフェレストラン「オールデイダイニング カザ」

 レストランは、朝食対応ビュッフェレストラン「オールデイダイニング カザ」としてリニューアルした。120席から180席へ拡張し、ボックス席と個室を3部屋新設した。店名である「カザ」とは、古くからの京言葉で「香り」のこと。料理の香りだけではなく、“京都の香り”もレストランから漂うようなデザインをしたという。

 ロゴマークの5つの円は、レストランの5つのエリア、ビュッフェの形から来ている。ビュッフェは料理のジャンルに分けられ、並ばずに利用できるように配置されている。ビュッフェエリアにはライブキッチンを設置し、朝食から夕食まで、時間帯ごとに異なる多彩なメニューを目の前でシェフが調理し、出来立ての料理を楽しめる。

 カフェ利用ができる「ラウンジ」は、併設される「オールデイダイニング カザ」と統一感をもたせながらも、ゆったりとくつろげるソファが配置された落ち着いた内装。朝食時は仕切りが外され、レストランの180席とラウンジの30席、合計210席で対応する。

ラウンジを含む5つのエリアで、違う雰囲気のテーブルとチェアとなっている
ビュッフェは料理のジャンルによって5つのエリアに分けられ、並ばずに利用できる
ライブキッチンを設置。時間帯ごとに異なるメニューを目の前でシェフが調理する
レストラン中央には大きなウォールナットのテーブル
レストランに併設される、カフェ利用ができるラウンジ

 ほかにも、宴会場のリニューアル、授乳室や本格的なパウダールームを備えた化粧室など、快適性を重視した施設が新設された。京都で唯一の回転展望レストラン「フレンチダイニング トップ オブ キョウト」(14階)は内装を一新し、10月下旬オープンを予定している。

リーガロイヤルホテル京都 総支配人の中村雅昭氏

 リニューアルオープンに先駆けて行なわれた報道陣向けの内覧会では、リーガロイヤルホテル京都 総支配人の中村雅昭氏が登壇。「ホテルはなかなか改装が難しい。1日中利用客がいるため音を出すことができず、多くのホテルは少しずつ改装をする。崖から飛び降りる覚悟で大改装を決断した。ホテルというのは『施設』『料理』『サービス』が大事。料理とサービスについては自信があるが、より磨きをかけて、京都でナンバーワンのホテルを目指す」と意気込みを語った。

2階の中宴会場「サロン ド シャルム」。宴会場もリニューアルされている
ロビー、客室などを手がけた安井建築設計事務所 東京事務所 設計部主幹 森大介氏
オールデイダイニング カザを担当した日建スペースデザイン 東京設計室所属 シニアデザイナー 山本祥寛氏
リニューアルに合わせて新しくなったユニフォーム。左から、ベルボーイ・ベルガール、レストランマネージャー、オールデイダイニング カザ、中国料理 皇家龍鳳のユニフォーム