タイのワイナリー「グランモンテ・アソーク・バレー」
タイでこれほどレベルの高くおいしいワインが作られているなんて、まったく知りませんでした。このカオヤイ国立公園近辺には、いくつかのワイナリーがあります。
旅の最後には、そのひとつ「グランモンテ・アソーク・バレー」に足を運んでみました。家族経営のワイナリーで、創業者の娘さんが醸造責任者を務めています。1999年に創業していて、今年の2019年には創業20周年となるということです。世界最大級の国際ワインコンクールAWC Viennaの2015年と2016年には2つ星ワイナリーに選ばれるのをはじめ、数多くの賞を受賞しています。
15ヘクタール(よく言われる東京ドーム換算にすると約3.2個分の広さ)のワイナリーがあり、シュナン・ブランやシラー、カベルネ・ソービニヨン、ヴィオニエ、セミヨン、ヴェルデーリョ、デュリフ、グルナッシュなど多数の品種が、整然と分けられ、IoTも駆使した気候変動を監視し、栽培するシステムも使われていました。
タイは暑いイメージがありますが、カオヤイは避暑地。ワイナリーは海抜350mの山間部の渓谷にあたり、寒暖差がある地区のようです。確かにここに来る道中では一時的に雷雨に見舞われ、ちょっと涼しい気がします。
※ なお、写真をクリックすると写真が拡大され、写真の説明も表示されます。
予約を入れると、1時間半のガイド付きツアー(450THB/20歳未満350THB)を楽しむことも可能です。ツアーにはもちろん試飲も含んでいて、工場の内部も見学できます。
旅程に余裕があるなら、ワイナリーに隣接して雰囲気の良いレストランとゲストハウスもあるので、ゆっくりと滞在することができます。宿泊施設が用意されていることは、ドライブ旅にはありがたいですね。2階建てで7部屋と小さなゲストハウスですが、窓からはワイナリーが一望でき、ワイン好きにはたまらない宿泊体験ができます。
赤ワインで2017年シラー、白ワインの2018年ヴェルデーリョを試飲させて頂きましたが(もちろんドライバーは試飲していません)、どれもフルーティでしっかりした味わいです。赤のシラーは、栽培場所の違う2種を飲み比べさせてもらえました。この中の「Heritage」2017年シラーは、フルボディで香りも含め味わい深いです。
試飲したワインは、どれもおおよそ1,000バーツ(約3,000円)以下とリーズナブル。個人的に特に気に入ったのは、お土産で頂いた「The Orient」2014年シラーの赤でした。渋みも少なくとても口当たりがよくて、美味しく飲めてしまいます。もちろんショップが併設されていますので、お気に入りのワインは購入可能です。
とても雰囲気の良い、オープンテラスもあるレストランでは、ワインと一緒にタイ料理が数種楽しめるセットメニューがあり、気軽に楽しむならこちらがオススメです。本格的なコースメニューを頼むこともできます。また、見学ツアーとのセットパッケージなども用意されていますので、予約時に確認すると良いでしょう。
訪問時のメニューは、牛肉の入ったマッサマンカレーや豚肉のタイ風サラダ、エビと唐辛子の炒め物、ジャスミンライスなどのセットでした。十分にお腹いっぱいの昼食です。ちなみにタイ料理には赤ワインがよく合います。
日本ではあまり見かけないタイ産ワイン。ぜひ現地で味わってみてください。
言うまでも無く、タイでも飲酒運転は厳禁です。ドライバーの方は、お土産で持ち帰るなど運転を終えてからワインを楽しんで下さいね。
最初の目的地まで飛行機で一気に移動し、空港からレンタカーで自由な旅を楽む「フライ&ドライブ」。今回の旅ではJAL(日本航空)が現在1日2便運航している羽田〜バンコク(スワンナプーム)路線に搭乗しました。その中でも夜に出発する便では、機内で1泊し早朝バンコクに到着するので、その後の乗り継ぎなどの行動に余裕ができます。
搭乗したJAL ボーイング777-200ERのエコノミークラスのシート「JAL SKY WIDER」は、シートピッチが従来より広がった約84~86cm、さらにゆとりをもったシート幅により居住空間にかなり余裕があります。背もたれも形状が工夫されていて、倒さない状態でもわずかにレイドバックした座り心地がします。今回の道中リクライニングは倒すことなく足を伸ばして眠ることができました。
機内では、機内エンターテインメント“MAGIC-VI”で映画やゲームを楽しんだり、国際線機内Wi-Fiサービス(有償)を利用してネットを楽しんだり、思い思いのスタイルですごしてください。全席に充電用USBポートがあるほか、足下には、PC電源(AC110V)が用意されているので、スマホやPCの充電はシッカリ完了させて到着しましょう。
途中提供される機内食は、料理人コンペティション「RED U-35」上位入賞者6名のシェフによる監修メニューでとても美味しくいただけます。アルコールを含めドリンクの提供もありますので、タイ到着までの往路は日本ブランドのビールなどを楽しんでみてください。
今回の相棒は最新型のホンダCR-V
異国の地でレンタカーを運転するのは勇気がいるモノ。タイは日本と同じ右側通行で、道路も広いので、少し走り出せば、そんな不安も払拭します。特にタイ東北部は、バンコクなどの都市部と違い交通量もさほど多くないので、気持ちよく走ることができます。タイでの運転には日本の運転免許証と、国外運転免許証の両方が必要です。日本の高速道路にあたるアジアハイウェイを含めて、特別な有料道路でなければ無料で通行できます。
世界165カ国で展開するAVIS(エイビス)レンタカーはタイ各地に支店があり、空港の支店で受け渡しが可能です。今回のウドーンターニーからスワンナプーム国際空港までのドライブのように、乗り捨て利用ができるので、自由な旅程を組むことができます。出発前に日本のサイトから予約手続きをしておくことのがオススメです。
バンコクでレンタカーを返却する際は、スワンナプーム国際空港から2kmほどの場所にある「レンタカーターミナル」(バスターミナルの隣)に向かいます。すぐ近くにガソリンスタンドもあるので、最後に満タン給油して返却しましょう。
返却手続きを終えたら、レンタカーセンターと空港を結ぶ循環マイクロバス(24時間運行、無料)で空港へ向かいます。
スマホの地図アプリに「AVISレンタカー スワンナプーム」と入れれば、返却場所まで誘導してくれます。 地方都市からアジアハイウェイを走りバンコクのスワンナプーム国際空港まで向かう場合、バンコク市街地を通らずそのまま空港道路/レンタカーセンターまで走ることができ、スムーズに向かうことができました。
ウドーンターニーからはじまり、コーンケーン、ナコーンラーチャシーマー(コラート)に至るタイ北東部のイサーン地方を一気に駆け抜けたタイ東北部フライ&ドライブの旅。
悠久の文化を伝える遺跡や、大自然を満喫できる国立公園、ワイナリー、ローカルフードなど、たくさんのタイの魅力に出会うことができました。
特に印象的だったのは、どこでも旅人に親切で、心づかいをしてくれるタイの地元の人々です。買った果物のオマケを、オマケというにはかなりたくさんくれたり、英語ができない人とは翻訳マシンを試したりしたのですが、面白がって付き合って会話を楽しんでくれたり、親切にして頂いた時にチップを渡そうとすれば、そんな心づけ不要と言って笑ってくれたり(チップ文化なので通常サービスには必要です)、観光地でも見どころを優しく譲ってくれたり、親切なシーンには枚挙に暇がありません。ちょっとしたことですが、旅がとっても楽しくなります。タイの地方を旅する大きな魅力だと思います。
美しく開放的なタイ郊外でのドライブはとても快適ですが、「安全運転」が大前提なのは日本もタイも変わりません。飲酒運転はもちろん厳禁です。検問などもありますので、日本の運転免許証と国際免許証は常に携帯し、すぐ取り出せるようにしておきましょう。
レンタカーを活用した、自由気ままなドライブ旅で、ぜひタイの東北地方をめいっぱい楽しんでみてください。
7月24日(水) 19:30より東京・神保町インプレスセミナールームで読者イベントを開催します。タイ国政府観光庁 東京事務所長 パッタラアノン・ナチェンマイ氏、マーケティングマネージャー 藤村 喜章氏、今回記事を執筆した村上 俊一氏など豪華ゲストをお迎えして、動画と未公開写真を交えてタイ東北部 イサーン地方の魅力をたっぷり語ります。応募締切は7月12日24時、申込みはこちらから
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