コーンケーンからナコーンラーチャシーマー(コラートとも呼びます)方面へ、さらに2号線を南下していきます。その途中では、「ピマーイ歴史公園」と「パノムワン遺跡」という石で造られたクメール様式の2つの遺跡を訪れてみました。タイの寺院を見学する際には、派手な服装や短パン、サンダル履きは避けるように気をつけます。特に女性はノースリーブなど肌の露出が多い服装はNGですので、訪れる際は上着を1枚用意すると良いでしょう。
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イサーン地方には1000年ほど前のクメール帝国時代に建てられた遺跡が、各所に多く点在しています。その中でも「ピマーイ歴史公園」では、アンコールワットの見本となったとも言われている、完成度の高い美しい建造物を見ることができます。
園に入ると広い参道から続く「サパン・ナカラート」と呼ばれる橋があり、7つの頭を持つナカラート(竜王)と入口に据えられた2頭のシンハ(獅子)に守られています。この橋は、人界と天界を繋ぐ橋とされているそうで、日本の神社にある狛犬や鳥居と同じような考えのよう。
中へ進むと、二重の壁が中央祠堂を四角く取り囲むように作られていて回廊となっています。白色砂岩から作られた回廊は、中に入ると経験したことのない別世界で、映画やゲームの中にいる錯覚さえしてしまいます。
塔の上部や柱には、ヒンデゥー教の踊るシヴァ神や模様などの美しい彫刻を見ることができます。現代にこのような完成度の高い古代遺跡が原型をとどめて残っていることにとても驚きました。細部の彫刻を見ていると時間を忘れてしまいそうになります。
「パノムワン遺跡」は、ナコーンラーチャシーマーの東に16kmと比較的近くある、ピマーイ遺跡とほぼ同時期の11世紀に建造された寺院です。ピマーイ遺跡に比べると小規模ですが、とても似た造りになっています。
アユタヤ王朝時代にヒンデゥー教シヴァ神から仏教へ改宗されていて、遺跡ではありますが現在でも寺院として使われています。見学中にも頻繁に地元の方々が仏像の前で入れ替わり拝んでいました。仏像はキレイに飾りつけられていて線香も炊かれ、生きた遺跡という荘厳な雰囲気です。見学時には周辺でタイのお正月を祝うソンクラーン祭りの準備もされていて、寺院がタイの人々の生活に密着していることがうかがえます。
TAT(タイ国政府観光庁)ナコーンラーチャシーマーオフィス所長のRungtip Bookkhuntodさんは、ラオス軍から地元を救った女性「ターオ・スラナーリー像」の前で、「ナコーンラーチャシーマーでは、ピマーイ歴史公園やパノムワン遺跡のクメール時代の遺産に近く、カオヤイ国立公園も近くにあり、広大な公園内で美しい滝を見たり登山やハイキングなど、自然を満喫しに多くの人が訪れます。地元グルメでは、辛い米粉の焼きそば『パット・ミー・ホー・ラート』がお勧め。近隣のあちこちで食べられます。是非、自然が豊かなナコーンラーチャシーマーに来てみてください」と語ってくれました。
ナコーンラーチャシーマーから西方面には、森林に覆われる世界自然遺産「カオヤイ国立公園」があります。公園内には40kmにおよぶ散策道が整備されていて、野生のゾウなどの動物も多く生息しています。車でも移動できますので、要所まで車で移動して付近を散策して自然や景色を満喫するというスタイルがオススメです。涼しげな美しい滝もあるので、ぜひ行ってみましょう。
ゴルフが好きであれば、カオヤイ国立公園近辺にある「キリマヤ ゴルフリゾート&スパ」に本格的なゴルフコースがあります。ホテルも併設されているので、宿泊も可能です。
暑季にタイの道を走っていると、鮮やかなイエローの並木道に出会うことがあります。ゴールデンシャワーと呼ばれるタイの国花で、見頃は3〜5月頃ですが、ほぼ通年見ることができるそうです。街路樹で見つけたら、ちょっと立ち止まって鑑賞してみてください。マメ科の花の房が垂れ下がった様子が、溢れ出たシャワーのように見えます。
ここでの滞在は、カオヤイ国立公園のそばに位置する「デュシットD2 カオヤイ」。
タイのホテル「デュシタニ」系列の「デュシットD2」は、遊び心あるコンテンポラリーデザインで新世代に向けたブランドです。大自然の中にあるリゾートタイプのホテルで、廊下など移動の導線が外部になっていて、離れた場所へは電動カートも使って移動します。大きなプールも備わっていて、カヤックなど様々なアクティビティも楽しめます。カオヤイ国立公園やゴルフコースなどと併せて、長めに滞在しても楽しめそうです。
7月24日(水) 19:30より東京・神保町インプレスセミナールームで読者イベントを開催します。タイ国政府観光庁 東京事務所長 パッタラアノン・ナチェンマイ氏、マーケティングマネージャー 藤村 喜章氏、今回記事を執筆した村上 俊一氏など豪華ゲストをお迎えして、動画と未公開写真を交えてタイ東北部 イサーン地方の魅力をたっぷり語ります。応募締切は7月12日24時、申込みは こちらから
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