週末駅弁
新神戸駅 「新神戸駅限定 ステーキ弁当」
店頭で実演販売されている新神戸駅限定の駅弁
2017年7月21日 11:00
神戸の美味しいものと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、やはり神戸牛でしょう。神戸周辺の駅で売られている駅弁にも、牛肉をメイン食材として扱っている駅弁が多数販売されていますし、多くの人が「神戸=牛肉」というイメージを持っているのではないでしょうか。
ところで新神戸駅には、そんな牛肉をメイン食材とする特徴的な駅弁があります。それが、「新神戸駅限定 ステーキ弁当」です。
新神戸駅限定 ステーキ弁当は、その名のとおりJR新神戸駅限定で販売されている駅弁です。しかも、店頭で実演販売するという力の入れよう。販売店横に実演コーナーが用意されていて、そこで実際に焼き上げたステーキとご飯を詰めて販売しています。
当然、ステーキもご飯もほかほかの状態で売られていますので、温かい状態で美味しく食べられるのも大きな魅力となっています。
内容は、とにかくシンプルで、フタを開けるとご飯とステーキがどーんと目に飛び込んできます。そのほかには、ステーキの下にポテトフライ、ご飯の横にくるみの煮物とピクルスが用意されているぐらいで、当然ステーキが主役となっています。
お肉は、一部淡いピンク色が残る感じで、いい感じに焼き上げられています。そして、しょう油をベースとしたやや濃い味わいのソースがかけられています。お肉自体は、とろけるような柔らかさの、いわゆる神戸牛的な霜降り肉の肉質ではなく、どちらかというと歯応えがしっかりとした赤身肉寄りの食感です。牛肉の赤身肉の風味もしっかりと感じられますので、とにかくお肉を食べているという感覚が強い味わいとなっています。
また、このお肉と、しょう油ベースのやや濃い目のソースがよくマッチしていますし、ご飯との相性も最強です。お肉とご飯のコンビネーションだけで、一気に平らげられるほどです。
ステーキの下には丸いポテトフライがあります。ホクホクとした食感で、ことらもお肉やソースとの相性抜群です。この組み合わせは、やはり外せないでしょう。
そして、ご飯の横に添えられているピクルスとくるみの煮物は、箸休めとして抜群の存在感です。酸味のあるピクルスは、濃い目のソースの味わいをクールダウンしてくれますし、甘く、わずかに苦みも感じられるくるみの煮物も、意外とお肉やご飯と合いますので、飽きることなく食べられます。
実演販売ですので、時間帯によってはやや待たされたり、販売が終わっていることもあるようですが、お昼や夕方前後に新神戸駅から新幹線に乗るときなど、温かいお肉の駅弁が食べたい場合には、ベストの選択肢といえます。そして、できるだけ新幹線乗車直前に購入して、乗車後すぐに食べるのがお勧めです。
「新神戸駅限定 ステーキ弁当」
価格: 1300円
販売駅: JR新神戸駅
購入場所: 淡路屋 新神戸駅コンコース2階売店
購入日: 2017年7月13日