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レノボ、指紋で決済できる海の家「Lenovo House at Quick Silver」を由比ガ浜に開設

一日店長のおのののかさん「開放感があって料理が美味しく、Wi-Fiが使えるのも魅力的」

安田剛

2016年7月19日 21:07

2016年7月14日発表

　レノボ・ジャパンは7月19日、由比ガ浜海水浴場（神奈川県鎌倉市）で「『Lenovo House at Quick Silver』 PR発表会」を行なった。Lenovo House at Quick Silver（以下、レノボ・ハウス）はレノボ・ジャパンの海の家で、指紋認証によってキャッシュレスで楽しめる様子を公開した。

由比ガ浜海水浴場にオープンしたLenovo House at Quick Silver

店内にはオールインワンPC「YOGA Home」を10台使った大型インフォメーションボードを設置

　レノボ・ハウスは今年で3回目。今年は「ITの力で由比ガ浜にWOW!な体験を」をコンセプトに、キャッシュレス＆デバイスレスで支払いを可能にする「Liquid Pay」SNSフォトプリントサービス「SnSnap」によるキーホルダー作成など、最先端ITを活用した来場者サービスを行なっている。また、今回のレノボ・ハウスは10月からの実証を予定している「おもてなしプラットフォーム（国内消費の増大に向けた事業者・地域間連携）事業」コンソーシアムの一環として、ツーリズム＋ICTビジネス開発の実例の場と位置付けられている。

　発表会にはレノボ・ジャパン代表取締役社長留目真伸氏、鎌倉市観光協会会長井手太一氏、神奈川県海水浴場組合連合会会長小西美恵子氏が出席。レノボ・ハウスにおける最先端ITの活用や鎌倉の地域活性化に向けた連携や今後の共創プロジェクトの展望について紹介した。

レノボ・ジャパン株式会社代表取締役社長留目真伸氏

　留目氏は3年目を迎えたレノボ・ハウスについて「ITで若い人達にもっと楽しく過ごしていただきたい、夏の海を思う存分楽しんでいただきたいということでスタートした」と経緯を説明しつつ、「はじめた当初はここまで続くとは思っていなかった」とコメント。そして3年間続けたことで「レノボの認知度が非常に上がってきた」ほか、「地元の皆さまにも受け入れられて、“共創”ということで新たな価値を生み出すプロジェクトとしても発展」したと成果を語った。

　前述したように今回のレノボ・ハウスは、経産省の「おもてなしプラットフォーム」の実証実験のプレ実験の場としても位置付けられている。この、おもてなしプラットフォームは訪日外国人観光客、いわゆるインバウンドの増加を目指す取り組みのひとつで、彼らの属性情報や行動履歴を蓄積、それを事業者が活用してマーケティング活動を行なったりプランを展開したりするといった使い方が想定されている。レノボ・ジャパンおよびNECパーソナルコンピュータは関東、関西、九州の3地域で行なわれる実証実験のうち、関東の実証実験に参画。10月1日からの正式スタートを前に、海の家でのプレ実証をスタートすると説明した。

　実証実験の内容は指紋での生体認証を行なう「Liquid Pay」、鎌倉の観光案内を掲載するアプリケーション「JOYin! KAMAKURA」の2つ。前者については「海の家だとお財布を持ち歩くのが不便。指紋一つで決済できるので便利」、後者は「海の家に来ていただいた方に鎌倉の旬な情報を提供。由比ガ浜だけではなく鎌倉市内の観光にもつなげていく」と目標を語った。

鎌倉市観光協会会長井手太一氏

　留目氏のコメントを受けて鎌倉市観光協会の井出会長は「鎌倉はまだまだ外国人観光客に対する“おもてなし”が足りない。今回の実証実験でそれがアップするのではないか」と期待を寄せ、また10月にオープンする新しい観光案内所＆観光交番にも置いていただきたいと語った。

神奈川県海水浴場組合連合会会長小西美恵子氏

　神奈川県海水浴場組合連合会の小西会長は「海水浴は手ぶらで遊びたい」とし、何も持たずに決済が可能なLiquid Payを「すでに便利に使っている」とコメント。130年の歴史がある海の家が「お客さまのニーズとともにすてきなことに変化していくことがうれしい」と、今回の試みを歓迎した。

　発表会終了後、特別ゲストとして、同店の一日店長を務めるタレントのおのののかさんが登場。「開放感があって涼しげで料理が美味しい。Wi-Fiが使えるのも魅力的だと思います」と、レノボ・ハウスのセールスポイントを語った。

一日店長を務めるおのののかさん

　続いてLiquid Payを使った接客に挑戦。Liquid Payの普及やJOYinの開発を担当しているNECレノボ・ジャパン岩本義樹氏が注文した生ビールの会計を実演した。金額をタブレットに打ち込み、指紋による会計が済むと「はやい」「すごい」と驚いた様子。岩本氏に生ビールを手渡しつつ「思ったよりスムーズで、一瞬で支払えて便利」とコメントした。

金額をThinkpadタブレットに打ち込む

生ビールは700円

親指を認証

続けて人差し指も

認証に掛かる時間はほんの一瞬

支払いが完了

おのののかさんから生ビールを受け取りうれしそうな岩本氏

実際のレジ

　最後におのののかさんは店長らしく「ほんとに海がすぐ近くでオシャレで開放的な海の家で、Wi-Fiが使えたりとか、最新の指紋認証でお買い物ができたりとか、SnSnapで思い出をカタチにできたりとか、楽しいことが満載のレノボ・ハウスに、ぜひ皆さんも遊びに来てください。絶対楽しいです！」と海の家をアピールした。

SnSnapにもチャレンジ

海の家の中に撮影用の3Dアートコーナーが設けられている

ハッシュタグを付けて画像をアップすると一覧に表示される

自分の写真を選んで

「友達とみんなで作ってケータイとかに着けたい」「ビーチバッグに着けてもカワイイ」と気に入った様子

カードの表と裏

レノボのYOGA Tabletを手にするおのののかさん