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ヤマハとJR東海、東海道新幹線で駅構内アナウンスをスマホへ翻訳表示する「おもてなしガイド」実証実験

京都駅、東京駅、浜松駅で8月26日より順次開始

2016年8月3日 発表

2016年8月26日~2018年3月末 実証試験

 ヤマハとJR東海(東海旅客鉄道)は、日本語アナウンスを多言語翻訳した文字としてスマートフォンなどに表示する「おもてなしガイド」の実証実験を、東海道新幹線の京都駅、東京駅、浜松駅で開始する。8月26日より順次試行を開始。終了は2018年3月末を予定している。

 おもてなしガイドは、日本語で流れているアナウンスの内容を、多言語に翻訳された文字として、スマートフォンなどのアプリ上に表示するシステム。アナウンスを音声認識によってテキスト化し、人間の可聴域外の音声に変換。スピーカーで流れた(人間には聞こえない音声を)スマホなどのマイクが認識し、アプリ上で文字として表示される。この仕組みにより、インターネット接続の必要なく多言語での情報提供が可能になる。

 JR東海とヤマハが共同で実施する実証実験では、駅構内の自動放送または係員による音声放送を、おもてなしガイドを使って多言語で提供する。鉄道環境下での音声認識の正確性やシステムの安定性など、技術的な課題を確認する。対象言語は、日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語、タイ語、フランス語、スペイン語。

 実施駅、場所や時期などは下記のとおり。

京都駅・コンコース:8月26日~、一部の自動放送。2016年秋以降はすべての自動放送と係員による音声放送で実施予定
京都駅・ホーム:2016年秋以降、自動放送
東京駅・コンコース:8月26日~、係員による音声放送
東京駅・ホーム:2016年秋以降、自動放送
浜松駅・コンコース:2016年秋以降、自動放送と係員による音声放送
浜松駅・ホーム:2016年秋以降、自動放送