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【関空旅博2016】国内の観光地も多数ブース出展

「食」の土産物が人気、観光案内も盛況

2016年6月4日~5日 開催

やはり人気は「食」

 関西国際空港で6月4日~5日に開催された「関空旅博2016」。国内の観光地もブースを構え、観光案内や特産品、土産物の販売を行なっていた。各ブースの人気アイテムやお勧めの観光スポットをレポートする。

 島根県のブースでは、マスコットキャラクターの「しまねっこ」はステージイベントのために留守だったが、オススメの観光スポットを聞いたところ「たたら」を勧められた。たたら製鉄は古くからの製鉄技術、今年の日本遺産に「奥出雲たたら風土記」が認定されたことで認知度も上がったとのこと。EXILEのAKIRAやJ Soul Brothersの小林直己を起用したガイドブックやポスターの掲示もあり、観光集客への力の入れ方がうかがえた。

島根県のブース、しまねっこのバイザーを配布
しまねっこの登場時刻も案内、後ろにはEXILEのAKIRAやJ Soul Brothersの小林直己を起用したポスターを掲示

 愛媛県のブースではオススメのみかんグッズを大量展示。イベント会場への出展なので、食べ歩きもできる「6種類のゼリー」や、魚肉はもちろん「青のり」や「ゆず」など、さまざまなフレーバーのソーセージが人気とのことだった。

今回のイベントには登場しなかったが「みきゃん」のグッズも多数並んだ

 沖縄県のブースでは「スナックパイン」が好評。「沖縄ソバ」も人気だが、来場者からは「亀の甲せんべい」の引きも強く、購入者が多いとのこと。観光インフォメーションのブースも用意し、ワークショップなども盛況のようだった。

 また、八重山諸島も観光案内をメインにブース出展していたが、夏休みシーズンに向けて問い合わせも多いようだった

沖縄県のブース、沖縄の「食」が並んだ
沖縄ソバ
亀の甲せんべい
アンケートを実施
八重山諸島も案内

 宮古島市は独立したブースを出展。サンゴ礁の砂浜を模したディスプレイがあり、砂とサンゴの感触を確かめられる。担当者によれば30kgの黒糖を砕いてふるまうイベントが好評とのこと。初日のイベントでは人だかりができて、すぐに配布完了になったという。

 ちなみに宮古島のお勧めスポットは「今でも泳げること」だそうだ。

宮古島のブース

 北海道のブースでは、「じゃがいもコロコロ」や「北海道ラーメン」、「やきそば弁当」や「バター飴」が好評とのこと。売れ行きも好調だそうだ。

北海道のブース
じゃがいも、バター、ラーメン……という北海道土産が並ぶ

 旭川はあさひかわ観光誘致宣伝協議会が北海道と独立してブース出展。「奇跡のプリン」や「ビタミンカステーラ」が人気で売れていた。旭川と言えば全国的に有名な旭山動物園があるが、担当者によれば「旭山動物園は人気スポットですが、今は初夏の花が咲き始めたところですし、梅雨もありませんのでどこに行ってもいいですよ」とのことだった。

奇跡のプリン
ビタミンカステーラなど

 鹿児島県は、「五代友厚で注目されたので、その歴史に絡めて誘客しようとしてます」とのこと。また、2020年に「かごしま国体」を開催するため、それに向けた取り組みも開始するとのことだ。

鹿児島県のブースには「本物。」のキャッチフレーズが並ぶ。鹿児島には本物の素材があふれていることのアピールだ

 鹿児島県霧島市がブース展示。新茶の詰め売りが好評だという。お茶の試飲もできるので、そのまま購入する方も見かけられた。霧島市の観光スポットとしては「今はミヤマキリシマの見ごろなので、霧島連山のトレッキングもよい」とのことだ。

鹿児島県霧島市
新茶の詰め売り販売を実施

 鹿児島県の種子島を含む西之表市は「たねがしまる」をキーワードに菓子の販売。ブース担当者も観光案内ができないほど好評だという。種子島の安納イモを使った甘納豆など、試食も可能だった。

種子島のブース

 三重県は主として観光案内を行っていたが、忍者ルックのスタッフが指導しての手裏剣投げ体験が可能だった。特に外国人には忍者や忍法が人気とのこと

手裏剣投げができた三重県ブース

 伊勢志摩観光コンベンション機構のブースでは、G7伊勢志摩サミットも終わり一段落したところなので、来年開催される菓子のイベント「お伊勢さん菓子博2017」に向けて力を入れていくとのこと。パンフレットを配り、観光をアピールしていた。

伊勢志摩の観光案内