コンパクトなのに自在に積める、新しくなった「フリード+」で絶景の阿蘇をドライブ旅。
車中泊キャンプならテントも不要、手軽にアウトドア料理を楽しめます。
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コンパクトミニバン「フリード+」で車中泊を楽しむのは、アウトドアコーディネーター小雀陣二さん(左)と、アシスタントの大澤晶子さん(右)。旅の相棒は「フリード+ HYBRID G Honda SENSING」純正アクセサリー装着車。キャンプ道具を積んでもしっかり2名が車中泊できる実力派
世界最大級のカルデラ大地が広がる阿蘇。絵に描いたような絶景ドライブから、今回の旅はスタート
「阿蘇山」は外輪山の周囲が128kmにもおよぶ、世界最大級の火山(の総称)。中央部にある中岳火口からは、轟音とともに今もなお噴煙が上がります。そのあまりにも巨大なカルデラ台地には果てしなくひろがる牧草地を貫く絶景街道として有名な「阿蘇ミルクロード」や「阿蘇スカイライン」があり、爽快なドライブを楽しむことができます。
世界最大級のカルデラ大地を駆け
大自然の息吹を感じる
美しい景色とゆるやかに続くカーブが心地良い北外輪山を走り抜け、「大観峰」展望所へ。見渡す限りの大パノラマ!
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エアロパーツ(フロント+サイドロアスカート)やLEDフォグライトなど 純正アクセサリーをまとったフリード+。その躍動感溢れるスタイルが、阿蘇の大自然に映える。
大観峰展望所からカルデラ台地を見渡すと、あまりのスケールに身体が宙に浮いているような錯覚すら覚える。車窓からの景色と、徒歩で見る景色、そして今自分が立っている展望台も自然の力によって作られたものだという。
圧倒的な雄大さで魅了してくれる阿蘇の台地。一面に広がる牧草地は毎年冬に野焼きをすることで、その姿が保たれている。春夏秋冬、朝昼晩、何度でも訪れたくなる絶景に感謝しつつ。
壮大な大地を見下ろす
阿蘇の地で車中泊
大観峰展望所から「阿蘇ミルクロード」を通り、今回のキャンプ地である蔵迫温泉へ。バイクでツーリングを楽しむ人たちに手を振りながら、爽快なドライブを楽しむこと30分。大観峰に勝るとも劣らない絶景が楽しめるオートキャンプ場に到着。
車中泊なのでテントは不要、
お手軽キャンプ
アウトドアクッキングのプロとして頻繁にキャンプ泊をする小雀氏は、もちろんテントの組み立てや片付けもあっと言う間に対応可能。そんな小雀氏でも、「車中泊は圧倒的にラクですよ。なにしろテントを出さなくて良いですしね(笑)」と言う。
キャンプブームなどの影響もありアウトドアクッキングに興味を持つ人も増えているが、初心者がやりがちなミスは「頑張り過ぎ」。頑張って準備して、頑張って遠くまでドライブして、頑張って山ほど料理を作って…。
せっかくリラックスできる環境に出かけたら、「頑張らないで楽しむ」。なるほど、達人だからこその的確なアドバイス、ぜひ参考にしたい。
目的地に到着したら、荷物を降ろして「プライバシーシェード」 をまずは取り付け。車内が一気に「部屋」になり、ゆっくりとくつろぐことができる
荷室が上下に分割されているフリード+のメリットを活かした積み込み方法にも要チェック
「何はなくとも、まずは焚き火」。小雀流アウトドアは、必ず焚き火からスタートするそうだ。
その辺で拾ってきた小枝を焚き火台に入れ、紙切れを火種に点火。薪は杉の木だとすぐに燃えてしまいせわしないので、ゆっくり燃える楢(なら)の木がオススメ。
パチパチと小気味よい音を立てて燃える焚き火は「安心感」を与えてくれ、「まずはコーヒー」を淹れることもできる。リラックスできる時間が、ゆっくりと流れ始めた。
火起こしに使っている焚き火台は、小雀氏オリジナルのもの。ステンレス製のダッチオーブンを2つ組み合わせた独特の形状は、20年も構想したものだと笑う
「景色は最高だし、天気も良いし、夕陽も綺麗ですね。このままコーヒーだけ飲んで寝ちゃっても良いかもね」いや、それでは困りますのでアウトドアクッキングもお願いします!!(笑)
夕暮れ迫る中、地元の食材をシンプルに味わう
クルマでドライブと景色を楽しみ、いつもとは違う世界で料理を楽しめるオートキャンプ&アウトドアクッキング。
せっかく素敵な場所に出かけたなら、できるだけ「地元の食材」を味わいたいもの。
今回のキャンプ地は熊本県阿蘇郡。夕食は特産の豚肉と椎茸を中心に小雀流で。
熊本の恵みを受けて育ったプリンセスポーク、美味しそう!!
薪でご飯を炊くときは、火が均一では無いので「たまに鍋を回す」のがコツ
アウトドアクッキングが初めての人にこそ、ダッチオーブンがオススメ。厚手なので焦げにくく、温度も安定しやすい
最初にジャガイモを焼いて、次にしいたけ、次にお肉、順番に調理すれば焚き火1つで問題無し
[夕食メニュー]
・熊本産 前田牧場プリンセスポークの小雀風焚き火ロースト
・熊本産 ジャガイモと原木しいたけの付け合わせ
・(小雀氏曰く熊本で人気の)カリフラワーライス 開発中の小雀スペシャルブレンドシーズニングで
・熊本産 クレソンそのままサラダ with レモン
(三崎港にある小雀先生のカフェ店舗はこちら)
雀屋
車中泊はこんなに簡単
熊本の食材をたっぷり味わい、食後のコーヒーをゆっくりと。
そろそろ周囲も真っ暗になり、明日に備えて休む時間です。
調理道具などが風で飛ばされたりしないようある程度片付けたら、あとはフリード+に入るだけ。
秋冬はもちろん、夏でも夜の山は思ったより冷え込むためマットレスや寝袋は必要ですが、「しっかり鍵が掛かり、雨風からも完璧に守ってくれる部屋」に泊まれる車中泊は、女性や子供連れの方にも最適です。
後席を収納し、「ラゲッジクッションマット」を置けばアッと言う間にベッドが完成
車中泊ベッド状態でも「ルーフラック」があれば小物を収納したり何かと便利
純正アクセサリー活用でより快適な空間へ
お茶を飲んだり、スマホをイジったり、テーブルとしても使える「ラゲッジマルチボード」は車中泊に欠かせないアイテム
おはようございます!ぐっすり休んで目覚めると、今日も素晴らしい青空と絶景が迎えてくれました。 寝起き一番、早速炭火を起こして朝食作りを開始。
「繰り返しになりますが、とにかく、がんばりすぎないことが大事ですよ。
朝食は昨夜炊いたご飯を雑炊にするとか、買ってきたパンをちょっと炭火で焼くだけでも十分美味しく楽しめますし。
頑張って夕食を作って、朝も頑張って料理して、週末リラックスしにきたのに全力で仕事をしていたら、ねぇ。 あ、私は今回仕事で来ているので、しっかり料理しますよ(笑)」
[朝食メニュー]
・鶏飯
・里芋の味噌汁
・クレソンサラダ
・厚揚げ直火焼き
(もちろん全て熊本産の食材を使用)厚揚げの炭火焼きに、鰹節とネギとお醤油少々。絶品!
前日残った食材を上手に活用するのもポイント。困ったら細かく切って全部スープに入れちゃう手も
テント泊になれているお二人でも、フリード+の車内は「安心感」があって快適だったとのこと。
「がんばらないで」週末リラックス、自然の恵みをたっぷり頂いたドライブ旅でした。