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奈良県・平城宮跡歴史公園が3月24日オープン。朱雀門ひろばで音楽劇「SUPER天平楽」を開催
遣唐使として唐へ渡って1300年を迎えた阿倍仲麻呂らが主役
2018年3月16日 18:40
- 2018年3月24日 オープン
- 2018年3月24日~25日 「SUPER天平楽」開催
奈良県と国土交通省が整備を進めてきた「平城宮跡歴史公園」が3月24日にオープンする。奈良県は、そのオープニングを記念して3月24日と3月25日に「音楽劇・散楽 SUPER天平楽『奈良時代・天平文化の幕開け』」を開催する。
平城宮跡歴史公園は、「古都奈良の文化財」としてユネスコの世界文化遺産にも登録されている平城宮跡の保存と活用を目的に、国営公園部を国土交通省、県営公園部を奈良県が、それぞれ整備してきたもの。3月24日に国営部、県営部が同時にオープンする。
その中心的な場所となる「朱雀門ひろば」は、平城宮跡の正面玄関として整備されたもので、往時の広大な空間を体感するとともに、平城宮のかつての姿や人の営みに関する展示や便益施設を備える。朱雀大路の東側には平城宮跡展示館を、西側には交通ターミナル・飲食物販施設などを設置する。
オープニングイベントとして行なわれる「音楽劇・散楽 SUPER天平楽『奈良時代・天平文化の幕開け』」は、同じく奈良県が実施してきた「阿倍仲麻呂“遣唐”1300年プロジェクト」のフィナーレともなるもの。「SUPER天平楽」とは、「散楽」と総称されるシルクロードによって伝わったさまざまな芸能をイメージしたパフォーマンス。
717年に第9次遣唐使として唐に渡った阿倍仲麻呂と吉備真備、大宝律令の制定などに携わった粟田真人を主役に据え、唐から伝えられた知識や技術をもとに奈良で花開いた天平文化の華やかさや、シルクロードの終着点であった平城京の国際色豊かな様子をアクロバティックなパフォーマンスで表現する。