タイ北部の歴史街道を訪ねて ランナー寺院で自らのルーツに触れる旅 後編

雄大な自然と伝統文化が人々を魅了し、ユートピアとも称されるタイ北部地方。
後編ではアクティビティも楽しみつつ、ナーンからチェンライへと向かいます。

【タイ北部エリア】


大都会の首都バンコク、美しいビーチリゾートのプーケットなどタイ南部エリア、今回旅している雄大な自然が広がるタイ北部エリアなどさまざまな個性が交わるタイの「広さ」はご存じですか? タイの面積は約51.3万㎢、日本の約1.4倍もの広さがあるんです。国全体が熱帯気候ではありますが、北部から南部まで約1,600kmもあるため、地域毎に気候も自然も大きな差があります。

ナーン

ナーン県に入り、まずはナーン国立博物館に立ち寄ります。歴代のナーン王朝が象徴として所有していた「黒象牙」を筆頭に、タイ北部民族の文化、ナーンの歴史などを知ることができる博物館は、月曜・火曜・祝日が休館日。ロケ当日は残念ながら火曜日だったので外観と庭園のみ見学し、すぐ隣の「ワット・プラタート・チェンカム」に向かいます。金色に輝くプラタート=仏塔を見上げながら中に入ると、子丑寅卯辰巳・・・ナーン暦十二支の動物たちが出迎えてくれました。この寺院のプラタートは生まれ年に由来するものでは無いそうですが、タイ北部十二支巡りの際にはぜひ立ち寄りたい場所です。

[1][2] ナーン王朝の宝物が展示されている国立博物館。ぜひ再訪して館内も見学したい / [3] 博物館の広場から隣のプラタートが見える / [4] ワット・プラタート・チェンカムの仏塔台座部分にはたくさんの象が / [5] その付近にあるゾウの像 / [6] 日本では見かけない金の僧侶像も並ぶ / [7] こちらは生まれた曜日に由来する仏像。タイ国民の信心深さが伺える

ナーン  ワット・プラタート・チェーヘン 【卯年】

ワット・プラタート・チェーヘンは、卯年に縁のある寺院とされています。これは “プラタート・プラチャムピークート” というタイ北部(ランナー)地方の信仰の1つに由来し、人は生まれ年=干支によって支配されていて、一生に一度は十二支の仏塔をお参りしましょう、という考えかたに基づきます。高さ55.5mもあるプラタート=仏塔は1522年に建立され、1985年に大規模改修されました。その威風堂々とした姿と、およそ500年の歴史、その場に立つと圧倒されそうになります。

[9][10] さすがウサギに縁の寺院だけあり、ウサギの像が至る所に多数ある。よく見るとウマが混ざっていたりするのはご愛敬? / [11][12] お祭りが近いのか、タイ北部地方独特の白いランタンを吊るす作業が行なわれていた。こうした装飾物1つ1つにも意味があるので、1箇所の寺院を深く調べる旅もしてみたい / [13] 付近の駐車場ではタイ国政府観光庁のキャラクター “ハッピーちゃん” がアイドリングストップを推奨していた / [14][15] ナーンの中心部では巡回バスが運行されている。案内がほぼタイ語なので初心者にはちょっとハードルが高めか / [16] ここにはウシ(丑)の像が。と思ったら、本物の牛が歩いていた / [17] ナーン周辺の道路も幅が広く平坦でスムーズに運転できた / [18] 景色も天気も最高! 引き続き安全運転で行きましょう

ローカルランチを楽しもう

ローカルランチを楽しもう

定番のコースだけでなく、自由に散策できるのがフライ&ドライブ旅の魅力。今日のランチはどこにしようかな・・・とドライブしつつ、通り沿いにある「Huen Horm Restaurant」に決定。タイ北部名物の「カオソーイ」(揚げ麺が入ったカレーヌードル)、ナーン風パッタイオムレツなど、ローカルフードに舌鼓を打ちました。


[19] カオソーイ、うまい! 一度食べたらヤミツキに / [20] さすが南国、サラダに何気なく添えられたフルーツがまた絶品 / [21] こちらはタイ北部風のオムレツ。エビがたっぷり / [22] 店舗奥の看板には英語店名が入り、英語が併記されたメニュー完備。道路沿いの看板はタイ語表記のみなので、ちょっと見つけにくいかも

ナーン  ワット・プーミン

ナーン  ワット・プーミン

ナーン市内を歩いていると、男性が女性の耳元にささやきかけているデザインのお土産品がよく売られています。これはワット・プーミンの本堂内に描かれている壁画を模したもので、「ささやき」の他に物語をモチーフにした絵、人々の暮らしを描いた絵など、美術品としても貴重な19世紀の作品を見学することができます。訪問時には実際に本堂内で僧侶が修行しており、より荘厳な空気に包まれていました。


[23] ワット・プーミンの入り口には、“ナーガ” と呼ばれる蛇の精霊が鎮座する。(巳年縁の寺院という訳では無い) / [24] 壁画 “ささやく人” は、ランナーのモナリザとも呼ばれている (壁画写真出典:タイ国政府観光庁)


ハーブ園でハーバルボール作り初体験

ハーブ園でハーバルボール作り初体験

タイのリゾートを訪れたら、スパで癒された~い! という方も多いですよね。ゆったりと流れる空気の中、ハーバルボールで優しくマッサージされてリラックス・・・。の前に、ナーン郊外のナムキアン村にある広大なハーブ園で、ハーバルボール作りを体験してみましょう。ガーゼの中に乾燥したハーブを入れ、ギュウギュウに固めたら糸で結びます。簡単そうに見えますが、キレイなかたちに仕上げるのは難しいのですね。完成したハーバルボールは日本に持ち帰ることもできます。使う前に蒸し上げるのが一番ですが、蒸し器が無ければ水で濡らしてレンジで温めても大丈夫。温めたハーバルボールを肩や腰にあてれば、ジンワリと疲れを癒やしてくれます。

[25] 広大な敷地のハーブ園では700人以上が働いている / [26] 工場のほかにも研修センター、体験施設、売店など施設が整っている / [27] 体験コースは予約が必要。基本的にはタイ語で進行するので身振り手振りで / [28] ここを、こうやって・・・むずかしい(笑) / [29] 各種ハーブを乾燥したもの / [30] ベルガモット、レモングラス、タマリンドなど全て農園で栽培 / [31] “パイナップル生姜” と紹介されたハーブは、確かにパインの香りがした / [32] ハーブ園内には散策コースが整備されている / [33] こちらは人気のハーブティー工場。手作りのため出荷が追いつかない状態とのこと / [34] スパやエステでお馴染みの完成形

ナーン  ワット・プラタート・カオノーイ

ナーンの街を一望できるカオノーイ山の頂にそびえる、ワット・プラタート・カオノーイ。ふもとから303段の階段を登って山頂を目指す・・・こともできますが、山頂まで道路が整備され駐車場もあるのでアクセスは容易です。1487年に建立され、500年以上にわたりナーンの街を見守る仏像は、必ず目に焼き付けておきたいスポットです。

[35][36] 500年以上も街を見守り続けている仏像。天候にも恵まれ、カオノーイ山頂からナーンの街を一望することができた。朝日や夕焼けに染まる姿も見てみたい

ナーン川を眺めるディナー

ナーン川を眺めるディナー

ディナーは地元で人気の「Huean Chao Nang」へ。ナーン川のほとりにあり、涼を楽しみながらタイ北部料理を楽しめます。好みのスパイスをトッピングし、お肉も麺も大満足。素揚げのナッツがタイビールと絶妙にマッチしていました。

[38]-[41] 今夜はタイビールによく合うおつまみ系を中心に。どれも美味しく価格もリーズナブル / [42][43] ナーン川のすぐ横に建つ店舗

ナーンからパヤオへ山岳ドライブ

ラオスと国境を接する北部の街パヤオへと向かいます。陸路でおよそ2時間のドライブを楽しんでいると、今回の旅で初めての雨が降りました。タイは5月から10月がグリーンシーズン(雨期)ですが、日本の梅雨とは異なり一気にザーッ!! と降ってはカラッと晴れる、いわゆる “スコール” なので心配はありません。県境の山道を登っていると、近所に住む山岳民族の人たちが毎朝の収穫物を売っているローカルマーケット「バーンパーンブゥーイ」(Ban Pang Boei)がありました。おばちゃんと身振り手振りで会話して、山盛りのバナナを10バーツ(約33円)で購入。

さっそく食べてみるとこれが美味いのなんの! すぐふもとに自生しているバナナの木から完熟したものを収穫しているのですから美味しいに決まっていますよね。ナーンとパヤオの県境、この峠に来なければ絶対に味わえない、まぼろしの絶品バナナでした。

[44] 県境の峠道を快調にドライブ。スコールが終わると一気にカラッと晴れるのが気持ちいい / [45] ドライブ旅ならではの一期一会 / [46] お店の後ろはすぐ山 / [47] 700mほどの標高を一気に登る / [48] 手作りっぽい展望台はスリル満点

パヤオ市街を通り、パヤオ湖へ

パヤオ市街を通り、パヤオ湖へ

峠を抜けると徐々に建物が増え、国王陛下の肖像が飾られた歓迎ゲートが見えてきます。クルマに給油しつつ、近所のお店で人間もスタミナ補給。流石タイ北部の街、たまたま入ったこのお店もカオソーイ専門店で、とても美味しかったです。パヤオ湖に近づくにつれ、通りのあちこちに露店が目立ってきました。この日は “ランブータン祭り” の日だそうで、いつも以上に賑わっていたようです。

[49] 街の入り口にはほぼ設置されている、国王陛下の肖像画入り歓迎ゲート / [50] 標識の “Kwan Phayao”はパヤオ湖の意味 / [51] タイ北部ではフルサービスのスタンドが主流のようだ / [52] すっかりカオソーイが気に入ってしまい再度オーダー / [53] 店舗は街道沿いにあり、日本の立ち食いそば屋のような回転率で賑わっていた / [54] かなり開放的な店構え

[56] 露店が道路にはみ出しているのもタイらしくて趣深い / [57] 所狭しと野菜が並ぶ / [58] 食品だけでなく衣料品やバイクの露店も / [59] さすがランブータン祭り、ランブータンが山盛りだ / [60] タイ風タコ焼き型スイーツ “カノムクロック” の露店 / [61] これは何でしょう?(拡大写真を見てね) / [62] 山頂では10バーツだったが、こちらのバナナは35バーツ

パヤオ  クワンパヤオ(パヤオ湖)

パヤオは四方を高い山に囲まれた盆地で、その中心にパヤオ湖があります。山から流れる水は肥沃な土地を造り、山によって穏やかな気候のパヤオ。その歴史は紀元10世紀にまでさかのぼり、タイの歴史上でも最も初期に国家を形成したと記録されています。

[63] 向かい合うのは龍ではなく蛇の精霊 “ナーガ”。しばらく雨が降らず水が澄み、風も無い日には湖にナーガが鏡映しになるそうだ / [64] 綺麗に整備されているパヤオ湖広場 / [65] 湖を見つめるのは13世紀のパヤオ国王、パヤー・ンガムムアン王の像 / [66] コーヒーとともに花の産地でもあるパヤオ。摘みたての花を香り袋に / [67] 王を守る象たち

チェンライでラグジュアリーなひとときを

[68] シックな内装とシンメトリーデザインがスタイリッシュなロビーの先には人工湖が広がる / [69] タイのリゾートにはSUVもよく似合います / [70] オススメは何ですか? 「もちろん、全部です♪」/ [71][72] 沈む夕陽が川に映り幻想的なFavola Bar

[73] 綺麗な花かと思いきや、シェフの技術が冴え渡るカットフルーツでした / [74] タイ北部のソーセージ “サイウア” はグルグル巻き / [75] カニはBBQしてもらって頂きます / [76] マグロ、サーモン、タコなどが並ぶ “Sashimi Station” / [77] 洋風スイーツも種類が豊富 / [78][79] ココナッツをまぶしたカノムチャンバイトゥーイ(タイ式のういろう)などタイスイーツも是非ご賞味あれ / [80] リゾートの中央に湖があり、涼しい風と美しい鏡像を楽しませてくれる / [81] “パールワティースパ”ではスキンケアから本格タイ式マッサージまで、様々なメニューが楽しめる

タイ北部の7都市を一気に駆け抜けるフライ&ドライブ旅、気がつけば最終目的地のチェンライに到着しました。トリを飾る宿泊先はルメリディアン・チェンライリゾートです。壮大な山々の緑と人造湖が美しい庭園に囲まれ、チェンライで唯一のファイブスターに認定されるホテルは全159室。川沿いの「Favola Bar」で夕陽を見ながらドリンクを頂き、ディナーは世界各国の料理が揃うレストラン「latest Recipe = 新食譜」でバラエティに富んだブッフェを堪能。タイ北部の地元料理をふんだんに取り入れたというスイーツも見逃せません。スパを楽しみ、優雅な客室でくつろぎ、至福の夜が過ぎていきます。


TATチェンライ

さまざまな観光情報が得られるTAT(Tourism Authority of Thailand = タイ国政府観光庁の略称)チェンライオフィスは市役所、時計台、警察署などが集まる市の中心部にあります。独自の日本語パンフレットを配布するなど、特に日本語対応が手厚いのが印象的でした。

Karuna所長:「タイの最北部に位置するチェンライはランナー王朝の伝統と文化が受け継がれています。市内には温泉があり日本からもたくさんの観光客が訪れています。山岳地帯には特産品のお茶やコーヒーの大規模農園があり、観光コースにもなっています。寺院や文化施設はもちろん、四季折々の花々も美しいチェンライに、ぜひお越し下さい。」

日本のみなさんこんにちは。インディゴは日本でも人気だそうですが、プレー県もインディゴが有名なのは知っていますか? 雄大な自然に包まれたタイ北部の中でも、プレーは“最大の秘境”と言われているんですよ。ぜひ訪れて欲しい場所の1つが“ペェ・ムアン・ピー”です。地元の言葉で“静かな森”という意味で、森の中にいくつもの柱状の岩が切り立ちとても不思議な光景が広がっています。インディゴビレッジで藍染めの体験をするのも楽しいですし、涅槃像をはじめ素敵な寺院もたくさんあります。もちろん食べものも最高! みなさんぜひプレー県に来て下さいね。」

[82] TATチェンライは交差点に建っているので見つけやすい / [83] 日本語版パンフレット配布中♪

チェンライ ワット・プラ・ケオ

チェンライ ワット・プラ・ケオ

チェンライに数ある寺院の中でも最上級の格式を持つとされる「ワット・プラ・ケオ」。バンコクの有名寺院ワット・プラ・ケオ(通称エメラルド寺院)に祀られているエメラルド仏は1436年にここチェンライで発見され、その後ラーマ1世によってバンコクに納められました。本殿の中にはエメラルド仏(複製)とともに、寺院建立当時の絵巻も展示されています。

[84] 本殿からエメラルド色の光が漏れているのが分かる。実物はぜひ訪れて見学して欲しい / [85] 生まれた曜日ごとに由来する仏像が並ぶ / [86] 周囲の草花を仏塔に当たる陽が照らす

まるでハウススタジオのようなカフェ

まるでハウススタジオのようなカフェ

おしゃれ女子を中心にクチコミで大人気という「チウィット タマダー」は、大通りから川沿いの道へ1本入ったところにあります。森の緑と白い壁が素敵なお店に入ると、見えてきたのはバーのようなカウンター・・・だけど正面にはアパレルショップのように展示されたシャツと帽子、ふと左を見るとカフェのようなスペース・・・の奥には中世ヨーロッパ風の部屋が。裏庭に出ると噴水には天使がいて、その奥にプールバーがあり、二階に昇ると図書館が。ちょっと何を言っているのか分からないと言われそうですが(笑)、まるでハウススタジオのようにフォトジェニックなカフェバー&ビストロでした。タイ料理に西洋料理、ケーキやスイーツはもちろん、コーヒーやティーも名産地チェンライにふさわしい美味しさでした。

[87] カフェ? バー? 雑貨店? ビリヤード場?? オシャレ要素をギュッと詰め込んだハウススタジオのようなChivit Thamma Da Coffee House&Bistro / [88] 大通りからちょっと入った場所にある / [89][90][91] 雰囲気の異なる空間がいくつもある。二階には洋書が並んだ図書館のような部屋も / [92][93][94] お料理やスイーツが美味しいのはもちろん、チェンライ産のコーヒー豆の販売も人気らしい

東京ドーム 約270個分! 広大すぎるテーマパーク

[95] シンハー・ビールのラベルにも刻印されている “ビア・シン”は、タイの古代神話に登場する獅子=“シン” をシンボルに作られた / [96] シンハー・グループでグローバルビジネス開発を担当するチャッピーさん(Mr. Chaiyapat Chappy Chaturongkul)にお話を伺った / [97]シンハー・ビールはもちろん、牛乳、ハチミツ、肉製品、化粧品、グッズなどなど、実に幅広い商品群 / [98] シンハー・ビールの施設だが、“キリン”も歩いていた

大人のみなさん、“シンハー・ビール” はご存じですよね? タイ王室に認められた唯一のビールとして1933年から製造される麦芽100%プレミアムビールは、タイ料理にマッチするのはもちろん、日本国内でも広く親しまれています。そのシンハーが運営する「アグロ-ツーリズム = 農業テーマパーク」がシンハー・パークです。その敷地面積は約3,000エーカー = 12.8㎢、東京ドーム約270個分。千葉県の有名テーマパークが東京ドーム約11個分と言えば、その広さが想像できるでしょうか。
タイ北部の発展を目指し、タイ王室との共同プロジェクトとして30年前から開発を始め、近年では1,300人の従業員を雇用し年間5億バーツ(約17億円)以上の投資を続けるまでに成長したシンハー・パーク。テーマパークとして楽しめるのはもちろんですが、目覚ましいタイの発展成長と、技術・ビジネス両面での日本との深い関わりを知り、とても刺激を受けたひとときでした。


[99]-[101] お茶とコーヒーはチェンライの特産品 / [102][103] 段々畑でお茶摘み体験 / [104] 動物と触れあうこともできる / [105] 迫力ありすぎのジップライン [マップ] ①「スポーツレクリエーションセンター」にはシンハービールの公式グッズショップ、牧場レストランフォームデザインズ、アンテナショップなどが並ぶ / ②湖には多くの野鳥が飛来し、撮影スポットにも / ③「シンハーパーク BHIROM レストラン」「イタリア料理 BARNHOUSE PIZZERIA」「アメリカンクラシックレストラン AIRPLANE FOODTRUCK」 /④「ティー・プランテーション展望台」 / ⑤「サイクリングセンター」レンタル自転車は1時間150バーツ。広大な敷地なので、自転車で全部回るのは難しいかも / ⑥「アニマルアトラクションセンター」キリン、馬、ポニーなどを飼育 / ⑦「ジップラインタワー」巨大な池を飛び越えるジップラインアクティビティ。滑空距離は約1,000m! / ⑧売店と休憩所 / ⑨さらに長距離を滑空できるジップライン

チェンライ  ワット・ロンクン(ホワイト・テンプル)

フライ&ドライブ タイ北部編、最後にご紹介するのはワット・ロンクンです。別名ホワイト・テンプルと呼ばれる名の通り、本殿はもちろん周囲の構造物も真っ白に作られています。伝統ある寺院とはちょっと趣がことなるこの寺院は、1997年にタイ人アーティストのチャルムチャイ氏がデザインしたもの。タイの伝統的様式と現代の文化を融合させたこの施設は現在もなお増築中です。遠目には白く美しいだけに見えますが、本堂へと掛かる橋は “輪廻転生の橋”、その下にあるのは “血の池地獄”、近くで見ると・・・。生と死、天国と地獄、ある意味リアルに表現されているワット・ロンクン、必見ですよ。

[106] 文字通りのホワイト・テンプル。細かな装飾1つ1つにデザイナーのコダワリが隠されている。ちなみに池の鯉も真っ白だった / [107] こちらは入り口にベンチに座っていた謎の像。特に説明などは無いので想像力が試される (タップ/クリックすると全景を表示します) / [108] 一見すると白く綺麗なだけのようだが・・・ / [109] 近づくと真実が見えてくる。小さい子供には刺激が強すぎるかも? (寺院内は撮影NG) / [110] 奥の方では拡張工事が行なわれていた / [111] オープン時間は朝6時30分から夜18時まで。時間外は敷地内に入ることはできないが、特に柵などは無いので歩道から夜景を楽しむことができる

フライ&ドライブで自由な旅を

飛行機で一気に移動して、空港からはレンタカーで自由な旅を楽む「フライ&ドライブ」。今回の旅ではJAL(日本航空)が現在1日2便運航している成田~バンコク(スワンナプーム)路線に搭乗しました。(羽田、関空、名古屋からもバンコク直行便が就航中)「JAL SKY SUITE 787」のエコノミークラスは「JAL SKY WIDER II」新・間隔エコノミーが採用され左右も足下もひろびろ快適。機内食には料理人コンペティション「RED U-35」歴代ファイナリストシェフによる監修メニューが提供されます。機内エンターテインメントシステム“MAGIC”では映画やゲームを楽しむも良し、国際線機内Wi-Fiサービス(有償)を利用してネットを楽しむも良し、全席にPC電源(AC110V)が用意されているのも嬉しいですね。

[1][2][3] JAL便は成田空港の第2カウンターでチェックイン。JALスマイルでの気持ちいい対応ありがとうございます♪ [4] 開放的で明るい787の機内 [5] ソフトドリンク、JAL CAFE LINESのほか、アルコールも楽しめる [6][7] 「RED U-35」シェフによる監修メニュー、取材時は「海老のビスク風カレー(加山シェフ)」、とろとろ玉子の鶏カラ親子丼(酒井シェフ)」などが提供されていた。最新メニューはこちら [8] USB充電ができ機内Wi-Fiも安心して楽しめる [9] 機内エンタメシステム“MAGIC” [10] 全席にPC電源装備 [11] JAL機内限定、キャラメル味のハーゲンダッツ

タイの道路は日本と同じ左側通行です。タイ北部はひろびろとした道路で交通量も比較的少なく、走っているクルマも日本車が多いのであまり違和感なく運転することができます。(タイでの運転には日本の免許証と、国外運転免許証 の両方が必要です)世界165カ国で展開するAVIS(エイビス)レンタカーはタイの各地に支店があります。出発前に日本のサイトから予約手続きをしておけば空港でスムーズにクルマを受け取れるのでオススメですよ。

☆チェンマイ国際空港で借りてチェンライ国際空港で返却というような乗り捨て利用も可能なので、より自由度の高い旅が可能です

チェンマイ、ランプーン、ランパーン、プレー、ナーン、パヤオ、チェンライを一気に駆け抜けたタイ北部フライ&ドライブの旅。干支に由来する寺院4箇所(チェンマイ / ワット・プラタート・ドイステープ【未年】、ランプーン / ワット・プラタート・ハリプンチャイ【酉年】、プレー / ワット・プラタート・チョーヘー【寅年】、ナーン / ワット・プラタート・チェーヘン【卯年】)を含め多くのパワースポットに立ち寄り、ローカルフードを堪能し、アクティビティを楽しみ、各地で温かいタイのみなさんと触れ合うことができました。レンタカーを活用した自由な旅、みなさんも出かけてみませんか。

神保町フリーミーティング

8月1日(水) 19:30より東京・神保町インプレスセミナールームで読者イベントを開催します。タイ国政府観光庁 東京事務所長 パッタラアノン・ナチェンマイ氏、マーケティングマネージャー 藤村 喜章氏、今回一緒に旅したモデルのFukiさんなど豪華ゲストをお迎えして、動画と未公開写真を交えてタイ北部の魅力をたっぷり語ります。応募締切は7月23日、申込みは こちら から


(写真は前回イベントの様子)


前編はこちら

© Impress Corporation / Text + Photo:石岡 宣慶 / Photo:安田 剛 / Model:Fuki
Sponsored and supervision by タイ国政府観光庁 / Supported by 日本航空・エイビスレンタカー
Special thanks for LE MERIDIEN CHIANG MAI / LE MERIDIEN CHIANG RAI RESORT

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