ニュース

JR西日本、「京都鉄道博物館」の合計53両の収蔵車両を発表

梅小路蒸気機関車館や旧交通科学館の車両、EF58 150、500系新幹線、581系寝台電車など

2015年5月20日発表

「京都鉄道博物館」に収蔵される車両。C62は1号機、2号機、26号機と3両を収蔵

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は、2016年春に開館する「京都鉄道博物館」に収蔵される車両計53両を発表した。

 収蔵される車両は「梅小路蒸気機関車館」や旧「交通科学館」に展示されていた車両のほか、500系新幹線や581系寝台電車、トワイライトエクスプレスに使用されていたスイート寝台「スロネフ25 501」など新たに追加されるものもある。内訳は蒸気機関車23両、電気機関車5両、ディーゼル機関車2両、電車5両、気動車1両、客車9両、貨車2両、新幹線6両となる。

 なお、扇形機関庫の前の引き込み線は、営業線に繋がっており、定期的に展示する車両を入れ替える予定。積極的に展示車両を入れ替える取り組みは国内の鉄道系博物館で唯一の例とのこと。

さらに同社では「産学連携」の取り組みとして、京都五芸大(京都嵯峨芸術大学、京都市立芸術大学、京都精華大学、京都造形芸術大学、成安造形大学)の学生を対象に京都鉄道博物館の公式キャラクターを募集すると、同日に発表した。

収蔵車両の一覧

扇形車庫

 蒸気機関車が収蔵され、うち8両は動態保存車両として「SLスチーム号」として乗ることができる。

8620形 8630号機
C61 2号機
C62 1号機
C62 2号機
D51 200号機
C57 1号機
C56 160号機
B20 10号機
1070形 1080号機
9600形 9633号機
C11 64号機
7100形 7105号機
D51 1号機
C55 1号機
C58 1号機
D50 140号機
D52 468号機
C59 164号機
C53 45号機
C51 239号機

旧京都駅上家

 大正時代を代表するトラス構造のホーム上家に電気機関車や寝台特急の客車を展示。

EF58 150号機
オロネ24 4
EF65 1号機
EF81 103号機
スシ24 1
スロネフ25 501

プロムナード

 エントランスと本館とを繋ぐ全長約100mのプロムナード。主に旧交通科学館に展示されていた車両を展示。

C62 26号機
マロネフ59 1
スシ28 301
クハ103 1
クハ86 1
モハ80 1
ナシ20 24
DD54 33号機
0系21形 1
0系16形 1
0系35形 1
0系22形 1

本館

 歴史的価値が高い車両やJR西日本を代表する車両を展示。

230形 233号機
500系521形 1
クハネ581 35
クハ489 1
1800形 1801号機
EF52 1号機
ワム3500 7055
ヨ5000 5008
EF66 35号機
DD51 756号機
キハ81 3
100系122形 5003

引き込み線

 定期的に展示する車両を入れ替える展示スペース

オハ25 551(トワイライトエクスプレス用)
カニ24 12(トワイライトエクスプレス用)
オハ46 13

編集部:柴田 進