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JALが42名の園児と一緒に七夕をお祝い! 成田空港で毎年恒例の七夕イベント実施

2017年7月7日実施

短冊を手にする浴衣姿のJALスタッフ

 JAL(日本航空)は7月7日、毎年恒例となっている「JAL 成田空港 七夕イベント」を成田国際空港第2ターミナルで実施。国際線のチェックインカウンター前に笹竹が用意され、42名の園児たちが思い思いの願いごとを書いた短冊を結び付け星に願いをかけた。心温まるイベントの様子が報道公開されたのでレポートする。

 JALは2017年7月3日から7日までの5日間限定で「JALグループの七夕祭り」を開催。同イベントは、「翼に、願いを。」をコンセプトに、JALグループのチェックインカウンター、または搭乗待合室に笹と短冊を用意、願いごとを結び付けることができるイベントで毎年人気となっている。

 その一環として7月7日に、成田国際空港第2ターミナルの3階出発ロビーのMカウンター付近で「JAL 成田空港 七夕イベント」を実施。国際線、国内線のチェックインカウンター付近は七夕感たっぷり&華やかにデコレーションされ、同時に成田国際空港でもさまざまな場所に笹が飾られているなど、空港全体で夏の訪れをお祝いしている。

国際線チェックインカウンター横に用意された笹竹。織姫、彦星に変身した「しろたん」と一緒にうちわ片手に写真も撮影可能

 浴衣姿のJALスタッフらは、イベントに先駆け笹竹を用意。参加する「NAA 保育ルーム たんぽぽ」の園児たちを待ちながら、入念な確認作業を行なっていた。

 10時30分ごろに園児たちが登場。JALスタッフらは手を振って笑顔でお出迎え。それに応えるように園児たちも笑顔でMカウンター前に集合した。参加したのは、0歳から5歳までの園児たち42名。JALスタッフたちと園児たちはすぐに仲よくなり、カウンター前は和やかな雰囲気に包まれた。

JALスタッフは浴衣姿で園児たちをお出迎え。園児たちは手をつないでMカウンター前に集合

 園児全員がカウンター前に到着すると園児たち全員が「よろしくお願いします!!」と元気よくご挨拶。JALスタッフから「笹のまわりに集まってください!」との声掛けに笹竹の近くへ。

「たんぽぽのみんな! こんにちは! 今日は、短冊にみんなのお願いごとを書いてきてくれたかな? みんなのお願いごとが叶うようにお姉さん、お兄さんと一緒に仲よく笹の葉に飾りましょう!」と挨拶すると、園児たちも大きな声で「は~い!」と応え早速飾り付けがスタート。

飾り付けの前にはJALスタッフから挨拶

 園児たちは事前に心を込めて短冊に願いごとを書いており、先生から短冊を受け取ると一斉に短冊を笹竹に。JALスタッフにサポートをしてもらいながら、真剣に結び付けていた。だっこをしてもらったり、きちんと付けられたかどうかを確認してもらったりと、自然と笑顔があちこちで生まれていたのが印象的だった。自分のお願いを発表して、JALスタッフたちと「叶いますように!」とお願いしている姿も。カウンター近くを通った空港利用者もその姿を見て笑顔になっていた。

自分の短冊を持って準備万端の園児たち
とびきりの笑顔で、そして時に真剣な表情で短冊をデコレーションする園児たちとJALスタッフ

 園児たちの短冊にはパイナップルや星などのキュートな飾りも付いており、NAA 保育ルーム たんぽぽの先生に聞いたところ、「みんなで一生懸命書きました! 星の部分などを紙を貼ってキラキラさせたのがポイントです」とのことだった。

短冊には星やパイナップルのデコレーションも施されていた

 短冊を結び終えた園児たちに話を聞くと皆口々に「とっても楽しかった!」や「お願いごとが叶うといいなぁ」とイベントを満喫したようだった。短冊には、「エレナになりたい」や「たからさがしにいけますように」「すかーとをはいておばあちゃんとおでかけしたい」など、かわいらしい文字で一生懸命書かれていてほっこりした気分になれる。

園児たちのお願いごとは? 大きな文字で書かれていて、読むだけで元気がもらえた

 なお、国際線チェックインカウンター前、そして国内線チェックインカウンター前ともに笹竹が設置してあり、利用者は短冊に願いをかけることができる。スペシャルデザインの短冊を手に、子供に戻ったような感覚で大人もイベントを楽しむことができるのだ。願いをしたため結び付けると栗山米菓の「星たべよ」もプレゼントしてもらえる。

 なお、今回集められた短冊は、後日JALの飛行機に載せて仙台へ。坂上田村麻呂の時代から続く歴史ある「大崎八幡宮」に奉納祈願される。

国際線カウンター前にはスペシャルデザインの短冊と記入用のペンが設置してあり、JALカウンター利用者が自由に願いごとをしたためられるようになっている
利用者にプレゼントされる「星たべよ」
ディスプレーも七夕仕様で、天の川をイメージしたデザインだ

 ちなみにチェックインカウンターも七夕仕様になっている。国際線チェックインカウンターのデイスプレイは七夕にちなんだスペシャル仕様に。天の川を渡り出会えた織姫と彦星の姿や、天の川付近をフライトする飛行機などロマンチックなイラストを表示していた。

 国内線チェックインカウンターは、笹竹やデコレーションで季節感あふれる雰囲気に。ほかの笹竹に比べて短冊が多い理由は、国内線カウンターの笹竹に願いをかけると叶いやすいという話が利用者の間で話題となっており、密かなパワースポットとして人気なのだとか。国内線カウンターを目指して短冊を結びにくる利用者も多いという。撮影用のプロップスなども用意されゆっくり撮影が楽しめる。

国内線カウンターの笹竹には多くの短冊が結ばれていた
デコレーションされた手作りの天の川をよく見ると!?
撮影用プロップスも多数用意されている
カゴには短冊とペンが入っており、すぐに願いが書き込めるようになっている
カウンターのJALのロゴ周辺には天の川をイメージしたデコレーションが! 浴衣姿のJALスタッフも七夕イベントを盛り上げてくれる

 さらに、JAL便利用者の預け入れ荷物に七夕をお祝いする手書きのメッセージ付きタグ「七夕特別手荷物タグ」が付けられるサプライズ企画も実施。到着した際に、初めて気付く粋なプレゼントとなっている。

手書きのメッセージ付きタグ「七夕特別手荷物タグ」

 イベントのラストには園児とJALスタッフが集まり、願いがたっぷり書かれた短冊と美しく飾り付けられた笹竹と共に記念撮影が行なわれた。最後に「願いが叶うように願っています。また空港にみんなで来てくれるとうれしいです!」と挨拶。園児たちも「ありがとうございました!」と丁寧な返事。ハイタッチをしながら園児たちを見送り、イベントは終了となった。

 参加したJALスタッフは「園児の皆さんがとっても元気で力をもらいました。頑張ってこれからも仕事ができると思います」。そして「飾らない素直なお願いごとを見て、子供のころに戻ったような気分になれました」と感想を話した。

デコレーションした笹竹と一緒に参加した全員で記念撮影
園児たちをハイタッチでJALスタッフたちがお見送り
イベント終了後にはJALスタッフたちもお願いごとを飾り付け