旅レポ

オープンして約2か月のムーミンバレーパークに行ってみたら、緑がキレイで花盛りの幸せ北欧空間だった!

ちびのミイは何を見ているのかな?

 埼玉県飯能市に3月中旬にオープンした「ムーミンバレーパーク」。先日、私はオープン日の取材以来2回目の訪問をしてきました。約2か月経ったムーミン谷は、黄色やオレンジなど色とりどりの花が咲き乱れ、さらにフォトジェニック空間になっていてびっくり。緑が濃くなると、こんなにも景色が違って見えるんだ~!と感動してしまいました。今回は園内の写真映えスポットという目線で、のんびりと散策を楽しんできた1日をご紹介します。幻想的な日没後の雰囲気もお勧めですよ。

メッツァビレッジの桟橋辺りで対岸に見える灯台

 宮沢湖の対岸に灯台を見ながら歩いていくと「空中アスレチック ファンモック」という看板が見えてきました。これは4月18日にオープンした「PANZA(パンザ)宮沢湖」という施設。「ファンモック」というのはフランス生まれのアスレチックで、網で作られたネットが森の中に張り巡らされています。ここは「メッツァビレッジ」のなかにできた施設になります。詳細はこちらから。

4月にオープンしたフランス発祥の空中アスレチック「ファンモック」
メッツァビレッジの記念写真定番スポットも新緑がキレイ

 チケットブースを通過してしばらく行ったところで、ムーミン小説の1シーンが描かれた小さなパネルを発見。「ムーミン谷の夏まつり」のシーンらしいのですが、なんと目の前の湖のほとりに、同じ光景が再現されていました。園内にはこのようなパネル&再現スポットが6か所あるそうですよ。ぜひコンプリートを!

このような小さなパネルが園内に6か所
まるでさっきまでスナフキンが乗っていたような雰囲気
水浴び小屋
水浴び小屋の中を覗いてみると……
夏仕様に変わったそうで、ムーミンの水着が干されていました。かわいい!
プチパンケーキやクラフトビールが買えるお店
人気のポップコーンカート。フレーバーは日によって変わるのだとか

 ムーミンバレーパークのメインエリア「ムーミン谷」に到着すると、ムーミン屋敷の前でムーミンパパが大勢のお客さんに囲まれているのが見えました。ここを流れる小川の脇は今、白や黄色のお花が真っ盛り。訪れた子供たちもムーミン谷の自然を満喫している様子でした。

絵本から抜け出たようなムーミン屋敷
ムーミン谷のなかを流れる小川の周辺は花盛り
スニフがポーズをとってくれました
フィンランド語で書かれている案内標識。意味は分からないけれど絵になる!
一面マーガレットが咲いているお花畑も
小さなショップもいちいちかわいいのです
このようなランプは園内8か所に。どれも絵柄が違うので探してみて。これもコンプリートしてみたいですね

 青空に映える黄色い建物はフィンランド語で「Posti」、そう郵便局です。なかはポストカードや文房具などを売っていて、ここから実際に手紙やハガキを出すことができます。6月16日まではムーミンバレーパークのオリジナル消印が押印されますよ。

黄色い壁が目を引く「Posti」は郵便局。ぜひ家族や友達にムーミンのポストカードでお手紙を
2か所目を見つけました
ムーミンママのバッグがかかっています
灯台の横には小さなお店も
灯台の中にはムーミンママのエプロンやバッグが
3か所目! 見つけるとうれしくなってきました
白鳥の乗り物!? 何でしょうか? 「ムーミン谷の仲間たち」で出てくるシーンのようですが

 おさびし山エリアの一番奥にあるのが放浪者スナフキンのテント。私が行ったときはこのグリーンのテントには誰もいなかったのですが、なんとときどきスナフキンが歩いて戻ってくるそう。ムーミンバレーパーク最新状況Twitterが“今、スナフキンが歩いて向かっていますよ!”とつぶやくことがあるらしいですよ。

ここに座っているレアなスナフキンを見てみたい!
おさびし山エリアは高低差があるので歩きやすい靴がお勧め

 スナフキンのテント側からちょっぴり急な山道を登っておさびし山の頂上に到着すると「飛行おにのジップラインアドベンチャー」のスタート地点が見えてきます。このアトラクションは1回1500円なのですが、実は往復約400mの料金。つまり2ラインあって、1ライン目で宮沢湖の対岸へ行き、一息ついたら2ライン目で戻ってくるというシステムになっています。1本目のスタートはちょっと怖くて尻込みしている人も、2本目は「楽しい~!」と笑顔で滑空しているそうですよ。

飛行おにのジップラインアドベンチャーは湖の上を爽快に滑空するアトラクション

 おさびし山エリアの人気スポットが、大きなツリーハウスが目印の「ヘムレンさんの遊園地」です。滑り台や吊り橋、自分の足でこぐメリーゴーラウンドなど、子供たちが体を思いっきり動かして楽しめる木の遊具がいっぱいです。

「ヘムレンさんの遊園地」は6~12歳を対象にした遊具エリア。ベンチなどもあるので大人は森林浴をしながらまったり過ごせます
吊り橋を渡るときはちょっとドキドキかな!?
足元はウッドチップが敷かれています
うみうまのメリーゴーランドは自分でペダルをこぐタイプ
楽しい仕掛けがいっぱいのツリーハウスは子供たちの笑い声が絶えません

 おさびし山エリアには、ちゃんとおさびし山がありました! アスレチックの奥にあるので気づかないことが多いかもしれませんが、これ、とってもかわいいのでぜひ近くに行って見上げてみて! 「ムーミン谷の彗星」の1シーンがここでもちゃんと再現されていて、山のてっぺんにはムーミンたちが駆け込んだ天文台もあります。

4か所目は「ムーミン谷の彗星」から
おさびし山のてっぺんには白い天文台
カメラの望遠側でググっと寄ってみると、ちゃんとムーミンとスニフとスナフキンがシルエットで作られていました
園内のところどころにある小さなかわいらしいカート
おさびし山を下りたらムーミン谷エリアに戻ります
ムーミン屋敷の横にある印象的な木。ここで自撮りするインスタ女子が何人かいました

 ぐるりと一周してムーミン谷エリアに戻ったら、とたんにお腹が空いたのでランチを食べることに。レストランやカフェがいくつかある園内ですが、今回行ったのは展示施設「KOKEMUS(コケムス)」の1階にあるムーミン谷の食堂「Muumilaakso ruokala(ムーミラークソ ルオカラ)」です。週末のお昼どきはかなりの行列になることもあるようですが、平日の15時くらいだったので待ち時間はゼロ! 気持ちのよいテラス席でゆっくりと贅沢なランチタイムを取ることができました。

彗星ハンバーグ(1620円)と一番搾り(648円)
サーモンケーキ(1620円)と一番搾り(648円)
ムーミン屋敷をこの角度で見ながらの贅沢ランチでした

 ランチのあともまだまだ食べます。お次は2階のショップ&カフェで別腹のスイーツを。ムーミン谷の雪景色をイメージした内装の「Kauppa&Kahvila(カウッパ ヤ カハヴィラ)」には、かわいい形のケーキがいくつもあってワクワクします。そしてずらりと陳列されたムーミンマグのどれに飲み物が注がれて出てくるかもお楽しみ。私はムーミンパパとムーミンママがギュッとハグしているピンクのマグが欲しくなってしまいました。

ムーミンのマグがたくさん!
私のコーヒーはどのマグで出てくるかな?
「ムーミン谷のカップケーキ(648円)」
「青い帽子のシトラスタルト」は702円。ラブリーな見た目とは違ってちょっぴり大人な味でした
フィンランドの伝統的なお菓子「ラスキアイスプッラ」は540円

 最後は1階の「ムーミン谷の売店」でお待ちかねのショッピングタイム。かわいいパッケージのお菓子から、雑貨、キッチン用品、衣類などがずらりと並び、「パーク限定商品」という文字が幾度となく誘惑を誘う、ある意味キケンな空間です。

散財間違いなしの「ムーミン谷の売店」
トートバックにマグカップ……あれもこれも欲しくなります
ママのキーホルダー。これは2階の「Kauppa&Kahvila(カウッパ ヤ カハヴィラ)」で売っていました
園内でかぶっている人をよく見かけたスナフキンの帽子
私はこちらのアウトドア用のボディミストを購入
3月のオープン時にはなかったガチャ4台と限定メダル(6種類)。こちらも思わずコンプリートしたくなりますね

 食べて飲んで食べて買っていたら、すっかり日が落ちていたムーミン谷。暗くなるとやさしい灯りが園内に灯って、昼間とはまた違った光景を見ることができました。ムーミンバレーパークの閉園は20時。時間のある人はぜひ日没後のパークまでゆっくりと楽しんでみてください。特に平日の夕方は比較的空いていて狙い目ですよ。ちなみに帰りに通るメッツァビレッジのクローズは21時です。

暗くなってからの雰囲気もステキ
ムーミンママが食事の用意をしていそうなムーミン屋敷
夕方以降は待ち時間もなし!ということも
帰り道に見る水浴び小屋も幻想的にライトアップ

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。