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キングジム、外国語の単語を撮ると意味を表示する「イミシル」

英語、韓国語、中国語辞書と国語辞書を内蔵し、通信なしで利用可能

2016年4月22日発売

1万2000円(税別)

キングジムのワードリーダー「イミシル」。撮影した単語から訳を表示しているところ

 キングジムは3月23日、内蔵のカメラで撮った外国語の単語の意味や、国語辞書として使えるワードリーダー「イミシル」を発表し、4月22日から発売する。価格は1万2000円(税別)。通信環境不要で利用でき、対応言語は英語、中国語、韓国語で、中国語は簡体字版と繁体字版の両方に対応。日本語訳、外国語訳の双方に利用できる。

 本体には20万画素のCMOSセンサーを使ったカメラを搭載し、単語を撮影すると文字認識して2.4インチTFTカラー液晶(320×240ドット)の画面に意味を表示する。日本語と外国語を相互の意味を表示できるほか、国語辞書も内蔵しているため言葉の意味を知ることもできる。辞書はオムロンソフトウェアの旅行向け辞書データに加えて三省堂の「デイリーコンサイス」をベースにしたものとなる。

 従来の電子辞書では中国語や韓国語の入力方法が分からないという問題があったがカメラ入力で解決した。また、カメラ入力では同様の機能を持つスマートフォンの翻訳アプリがあるが、通信ができない状態では翻訳や辞書利用ができず、そのため、通信回線の確保がむずかしい海外や、携帯電話が圏外となってしまう場所では利用できなかった。

 また、スマートフォンが利用できる場所であっても、通信が不要のイミシルを使うことで、通信料の負担なく利用することもできるほか、単4乾電池で12~15日利用できるため、スマートフォンのバッテリーを温存するためにもイミシルの利用は有効となる。

 イミシルの本体のサイズは93×22.5×63mm(幅×奥行×高)で、重さは電池別で約70g、電源は単4乾電池を2本使用し、電池寿命としてアルカリ乾電池使用時は約12日間、エネループ充電池使用時は約15日間の利用ができる。

ワードリーダー「イミシル」。表面はブルーだが、裏面など本体ボディカラーはオレンジ
イミシルの使い方は起動し、カメラで単語を枠内に合わせてカメラで単語を撮影し、ボタンを押すと意味を表示する

(編集部:正田拓也)