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NEXCO中日本、新東名 浜松いなさJCT~豊田東JCT間に「NEOPASA岡崎」と「長篠設楽原PA」

2016年2月中オープン

2015年11月19日 発表

「NEOPASA岡崎」と「長篠設楽原PA」の位置図

 NEXCO中日本(中日本高速道路)と中日本エクシスは11月19日、2016年2月中の開通を目指している新東名高速道路 浜松いなさJCT(ジャンクション)~豊田東JCT間(延長55.2km)に「NEOPASA岡崎」と「長篠設楽原PA(パーキングエリア)」をオープンすると発表した。

 NEOPASA岡崎は、岡崎東IC(インターチェンジ)~豊田東JCT間に設置される、上下線集約型のSA(サービスエリア)で、上下線それぞれにコンセプトを設定し、同じ商業施設でありながら、行きと帰りで趣きが全く異なる、2つのコンセプトを共存させた初めての施設になるという。上り側は東海道五十三次38番目の宿場である「岡崎宿」をコンセプトにした和風の外観。下り側は、コノハズクなど様々な野鳥が暮らす緑豊かな岡崎をイメージした「森のエントランス」がコンセプトとなっている。

上り側は東海道五十三次38番目の宿場である「岡崎宿」をコンセプト
下り側は、コノハズクなど様々な野鳥が暮らす緑豊かな岡崎をイメージした「森のエントランス」がコンセプト

 施設内の店舗としては、味噌かつの「矢場とん」や、食パンがギネス世界記録に認定された地元ベーカリー「パンのトラ」が高速道路初出店となるほか、計15店舗を出店。さらに、岡崎伝統の石工技術を活かした道標型案内標識や八丁味噌桶モニュメント テーブルを設置するなど、三河地方の味と文化の特色を活かしたSAになる。フードコートや食べ物のテイクアウト、レストラン、スターバックスコーヒー、セブン イレブン、土産物店などのほかENEOSのガソリンスタンドも併設する。

NEOPASA岡崎の出店リスト

 長篠設楽原PAは、新城IC~岡崎東IC間に設置。1575年に行なわれた織田・徳川連合軍と武田軍との合戦「長篠・設楽原の戦い」の古戦場に隣接していることから、上り側は武田軍の赤備えである朱塗りを配色し武田軍の本陣を彷彿させる外観となっている。また、下り側は、物見櫓やのぼり旗、馬防柵を再現するなど長篠・設楽原の戦いにおける織田・徳川連合軍に見立てたものになっている。上り側は、新城市特産の梅を使用した「奥方梅うどん」などを提供するフードコートと土産物店、下り側は、「稲荷きしめんと五平餅のセット」などを提供するフードコートと、「五平餅」などを販売するテイクアウトショップ、土産物店が設置される。

長篠設楽原PAの外観。「長篠・設楽原の戦い」がコンセプト
長篠設楽原PAの出店リスト

(編集部:柴田 進)