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小湊鐵道、SL型のトロッコ列車「里山トロッコ」を11月15日運行開始

開放感あるトロッコ客車で沿線の景色を楽しめる

2015年11月15日 運行開始

小湊鐵道の「里山トロッコ」号。SL型のクリーンディーゼルエンジンを搭載した機関車と4両の客車という編成

 小湊鐵道は、11月15日に上総牛久駅~養老渓谷駅間で新型車両「里山トロッコ」号の運行を開始する。土休日は1日3往復、金曜日など特定の平日は1日2往復が運行される。運賃は、小湊鐵道の乗車券のほか「里山トロッコ整理券料金」として500円(子供も同額)が必要。同社の発売する「1日フリー乗車券」や「房総横断乗車券」も利用できる。

 里山トロッコは、SL(蒸気機関車)型のクリーンディーゼルエンジンを搭載した機関車と密閉タイプの客車「ハフ101」、側面ガラスのないトロッコ客車「ハテ102」「ハテ101」、推進運転用の運転台がある密閉タイプの客車「クハ101」の5両編成。機関車は小湊線で活躍したSLがモチーフになっている。

クリーンディーゼルエンジンを搭載したSL型の機関車
側面ガラスのないトロッコ客車
トロッコ客車は、天井がガラス張りになっており開放感あふれる設計になっている

 座席の予約は1カ月~2日前まで同社電話窓口(0436-23-5584)で受け付ける。なお、SuicaなどのICカードや定期券での利用は不可。五井駅~上総牛久駅間で「トロッコ接続列車」も運行されるため、内房線からの接続性も確保されている。

(編集部:柴田 進)