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JALとヤマハ、日本語のアナウンスを多言語翻訳するアプリ「おもてなしガイド」を羽田空港で実証実験

6月22日より、JAL221便、JAL229便の搭乗ゲートにて

2015年6月19日 発表

 JAL(日本航空)とヤマハは6月19日、スマートフォンで日本語のアナウンス内容を翻訳するアプリ「おもてなしガイド」の実証実験を、6月22日~9月30日に羽田空港(東京国際空港)で行なうことを発表した。

アナウンスを行なうJALスタッフ
アプリ画面

 「おもてなしガイド」は、iOS 7.0以降に対応したヤマハ開発のアプリ。交通機関や商業施設、公共施設、観光地などに流れるアナウンスやナレーションなどの音声情報を日本語の文字情報として表示できるほか、英語や中国語、韓国語などの文字情報として表示できる。これにより、聴覚障害者や高齢者、外国人観光客に、音声情報を分かりやすい形で伝えることができる。

 今回の実証実験は、6月22日~7月17日の期間、JAL221便、JAL229便(いずれも羽田~関西国際空港便)の搭乗ゲートで行ない、JAL係員が肉声で実施しているアナウンス内容を文字情報にしていく。対象言語は、日本語、英語、中国語で、JALとヤマハは、「今回の実証実験を通して、『おもてなしガイド』のさらなる機能追加やお客さまの利便性向上を図り、『音のユニバーサルデザイン化』を推進することで、すべての人にとってやさしい社会づくりにチャレンジしていきます」としている。

編集部:谷川 潔