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東京都交通局、都営大江戸線に新車両「12-600形2次車」が4月6日より登場

案内用液晶ディスプレーを設置、遮音性の向上でより静かな車内に

2015年4月6月より運行

都営大江戸線の新車両「12-600形2次車」。「12-000形1・2次車」から2016年6月までに6編成を置き換える

 東京都交通局は3月30日、都営大江戸線に新車両「12-600形2次車」を導入すると発表した。1991年の開業以来25年間に渡って使用した「12-000形1・2次車」を2016年6月までに6編成を置き換える。

 外観デザインは、ホームドア越しでも新車両の判別がつくように、車体の上部に路線カラーを大きく配色。また、車外の行先表示器は、フルカラーで視認性を向上した。

 内装は、車内に案内用液晶ディスプレーを設置、行先や乗換案内のほか、デジタルサイネージとして活用される。また窓やドアの遮音性を高めることで、車内の静音性を向上させている。握り棒や吊手を増設し、荷物棚の高さを下げることで安全性や利用しやすさを改善している。なお、照明はLED化されており、省エネルギー化も図られている。

車内に設置される案内用の液晶ディスプレー。大江戸線の車両は車高が他の地下鉄よりも低いため、ディスプレーは横長サイズにして情報の表示量を確保している

編集部:柴田 進