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ジェットスター、LCC初の中部~那覇線を片道6390円から運航開始

2015年3月29日 就航

 ジェットスター・ジャパンは3月29日、LCCとして初めての路線となる中部(セントレア)~那覇線の運航を開始した。運賃は片道6390円~3万2990円(Starter/支払手数料等除く)。

 同社国内線では19路線目となる定期路線。当面は毎日1往復での運航となり、スケジュールは往路のGK381便が中部発~那覇着(11時55分発~14時15分着)、復路のGK382便は15時05分発~17時15分着で運航される。使用機材はA320型機。

 また中部~沖縄路線を含む全国内線を対象とした「ラッキー“ウィークエンド”セール」を2015年3月31日18時まで開催中で、期間中は中部~沖縄路線は3990円または4990円で購入が可能。対象となる搭乗期間は2015年5月7日~同10月24日までで、同7月17日~8月31日、同9月18日~9月23日など繁忙期は対象外となる。

初便運航のためデッキへ向かうGK381便(JA06JJ)
同時刻帯に出発予定の3機のジェットスター機材が揃った

 3月29日に中部国際空港4階のイベントプラザで開催された記念セレモニーでは、ジェットスター・ジャパン株式会社 代表取締役社長の鈴木みゆき氏が挨拶した。鈴木氏は「中部~沖縄線はLCCとして初の試み。今回の路線運行が追加されたことで国内線は合計19便、国際線1便を合わせると合計20路線目になる。1日100便以上を運航し、3月には累計利用者800万人も達成した。今後は名古屋圏でのマーケティング活動も積極的に行なっていく。そのためにもぜひジェットスターを利用していただきたい」などと語った。

ジェットスター・ジャパン株式会社 代表取締役社長 鈴木みゆき氏
中部国際空港株式会社 代表取締役社長 川上 博氏
沖縄県名古屋情報センター長 芦谷 一博氏

 引き続き中部国際空港株式会社 代表取締役社長 川上 博氏が挨拶を行なった。川上氏は「沖縄線はセントレアにとって札幌と並ぶ有力なレジャー路線であり、ここにLCCが就航することになった。ここには大きなニーズがあり、今後さらに需要の掘り起こしができる。沖縄と中部地域でより多くの幅広い顧客の行き来が増え、交流が活発かしていくだろう」と期待を示した。

 最後に挨拶した沖縄県名古屋情報センター長 芦谷 一博氏は「離島県である沖縄にとって人的交流は非常に重要。積極的な新規路線開設に感謝したい。沖縄は2021年に観光客年間1000万人実現に向け政策を実行し、機能強化を図っており、4月25日には本島中部に全国初のリゾートショッピングモール『イオンモール沖縄ライカム』もオープンする。より多くの人が気軽に沖縄に来てもらいたい」などと述べた。

 初便の運航開始となった3月29日はあいにくの天気となったが、165名の乗客を乗せ、定刻11時55分の12分遅れとなる12時07分にデッキを離れ、離陸。無事に運航を開始した。

離陸したGK381便。一路沖縄へ

ミヤハラシンジ