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5000円で行き先の分からないガチャが渋谷に本日登場。ピーチの「旅くじ」第2弾

2021年10月13日~12月末 設置

ピーチが「旅くじ」第2弾を渋谷パルコに設置した

 ピーチ(Peach Aviation)は10月13日、カプセル型自販機「旅くじ」の第2弾を渋谷パルコに設置した。期間は12月末まで。

 旅くじは、1回5000円で購入すると、指定の行き先で使えるピーチポイントがカプセルに入って排出される自販機。行き先がどこになるかは選べないため、同社は「偶然性がもたらすワクワクと地域の新発見を楽しむ」ものと位置づけている。

 出発地は成田で、目的地は同社が就航する女満別、釧路、新千歳(札幌)、関空(大阪)、福岡、大分、長崎、宮崎、奄美、那覇(沖縄)、石垣の国内11路線のどれか。カプセルには指定された行き先の航空券が購入できるピーチポイント6000円分以上が入っており、有効期限は2022年3月31日。年度内ならいつでも航空券に引き換えられるので、セール期間を狙えば、くじのポイントで往復のチケットをまかなうことも可能だ。

 なお、第1弾を実施中の大阪(心斎橋パルコ)では現金5000円札のみ対応していたが、第2弾の東京では決済はPayPayのみとしている。

渋谷パルコ6階に設置した旅くじの自販機

 旅くじを企画した事業戦略室 ブランドマネージャーの小笹俊太郎氏は、大阪の第1弾を実施する前は「1日1個売れたらよい」くらいの気持ちだったという。しかし、フタを開けてみるとSNSなどでも話題になっているとおり、大阪ではすでに3000個以上を売り上げて、当初の期待を大きく上回る結果を出している。

 コロナ禍で旅のわくわく感が得づらくなっている状況で、なんとか楽しいことをできないか、が発想の出発点だったと話す小笹氏。利用者からは、(緊急事態宣言などで)ガマンをして外に出づらい時間が長く続いたので、「旅に出るきっかけを作ってくれた」などの声が届いているという。地方自治体からは、もし次のバージョン(第3弾以降)があるならテーマを絞った旅くじを企画してほしいなどのアイディアが上がっているそうだ。

PayPayを起動して自販機のQRコードを読み取って決済。点滅したらボタンを押す
今回出てきたくじは「OKA」(那覇空港)行きだった
旅くじを企画した事業戦略室 ブランドマネージャーの小笹俊太郎氏