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大阪府、「スーパーホテル大阪天然温泉」などを新型コロナ宿泊療養施設に。ネットカフェ難民対応に2500円以下で宿泊できるホテルも情報提供

2020年4月13日 実施

「スーパーホテル大阪天然ホテル」で新型コロナウイルス軽症者を受け入れ。大阪府が公表

 大阪府は4月13日、「第12回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を実施し、新型コロナウイルスに感染した軽症者や無症状者を受け入れるための宿泊療養施設として「スーパーホテル大阪天然温泉」(大阪府大阪市西区江戸堀3-6-35)ほか2事業者から一棟借り上げしたことを公表した。

 大阪府では宿泊療養施設として4月3日~7日に一棟単位で借り上げ可能な宿泊施設を募集。202施設、約2万1000室の協力の申し出があったという。このなかで「スーパーホテル大阪天然温泉」について施設名を公表。4月9日から医療専門家と自衛隊による現地確認を行ない、13日には自衛隊による従業員の研修を実施。今後も受け入れ先の拡充を図る。

 また、特別措置法に基づき、インターネットカフェやマンガ喫茶についても休業することを要請。いわゆる“ネットカフェ難民”など、これらの施設に長期滞在している人の宿泊先を確保するため、これらの施設と料金水準が近い、1泊2500円以下で宿泊できる施設に協力を要請。4月13日時点で6施設、416室を確保した。大阪府のWebサイトで連絡先や料金、WebサイトのURLなどを掲載して情報提供していく。なお、この協力について府では「民-民を結ぶ施策であり、協力施設を利用するうえでネットカフェ利用の履歴は問われない」としている。

大阪府が公表した1泊2500円以下で宿泊できる施設