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国土地理院、利用目的に応じて自由にデザインできるWeb地図「地理院地図Vector(仮称)」の全国データを3月19日公開

2020年3月18日 発表

国土地理院は「地理院地図Vector(仮称)」の全国データを3月19日に公開する

 国土地理院は3月18日、ベクトルデータで収録されたWeb地図「地理院地図Vector(仮称)」の全国データを3月19日に公開することを発表した。

 現在のWeb地図「地理院地図」は画像(ラスター)データで提供しているため、地図デザインの変更ができないが、「地理院地図Vector(仮称)」は地図を構成する要素を数値データで表わすベクトルデータとなっている。利用者が目的に応じて地図をデザインする際の自由度が上がる。これまで関東地域の一部のみ公開していたが、3月19日より全国のデータを公開する。

 地理院地図Vector(仮称)では、標準地図や白地図、空中写真などよく使われる「おすすめの地図」を表示する機能や、作図機能、標高の色分け機能など、デザインに役立つ機能を搭載。任意の方角を上にして印刷できる機能なども備える。

「地理院地図Vector(仮称)」の特徴
「地理院地図Vector(仮称)」の機能