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館山道が全線4車線に。NEXCO東日本、富津中央IC~富津竹岡ICを3月6日15時ごろから4車線化

2020年2月7日 発表

2020年3月6日15時ごろ 4車線化

NEXCO東日本は館山道 富津中央IC~富津竹岡ICを3月6日15時ごろより4車線化する

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は2月7日、館山自動車道(E14)富津中央IC(インターチェンジ)~富津竹岡IC間の延長7kmにおいて、3月6日15時ごろに4車線運用を開始することを発表した。これにより、館山道は全区間が4車線化する。

 館山道の君津IC~富津竹岡IC間は2007年までに暫定2車線開通しており、このうち君津IC~富津中央IC間は2019年3月に4車線化した。残る富津中央IC~富津竹岡ICについては当初2019年内の4車線化開通を目指していたが、2019年の台風15号や台風19号などの影響で、開通が2020年3月になると見直していた。

3月6日15時ごろより4車線化

 現在の2車線区間は規制速度が70km/hとなっているが、4車線化後の設計速度100km/hで試算した場合、君津IC~富津IC間の所要時間は約4分短縮するとしている(ちなみに君津IC~富津竹岡ICは4車線化後に100km/hへの規制速度引き上げが行なわれた)。

 また、先に4車線化した君津IC~富津中央ICの効果も踏まえ、全線が4車線化することで4車線から2車線へ車線が減少する場所で発生する渋滞減少や、反対車線への飛び出しを含む事故の減少が期待されている。

 さらに、圏央道 4車線化区間に土砂が流入した被害を受けた際に、直後に応急復旧で1車線の通行帯を確保し、通行止めせずに復旧作業を実施できた例を挙げ、強靱なネットワークとなることも整備効果に挙げている。

 このほか、富津市では富津中央IC~富津竹岡ICの4車線化事業に合わせ、富津浅間山バスストップを設置。富津市域の交通利便性が向上するほか、隣接している高速バス利用者専用駐車場ではカーシェアリングが利用可能で、観光地へのアクセス性向上にも期待が寄せられている。

館山道 君津IC以南とその周辺観光地
整備効果