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エアバス、「ベルーガXL」の型式証明取得。A350主翼を2枚同時に輸送可能に

2019年11月13日(現地時間)発表

エアバスは、エアバス A350型機の部品などを輸送する「ベルーガXL」の型式証明を取得したことを発表

 エアバスは11月13日(現地時間)、EASA(欧州航空安全庁)より特別貨物輸送機「ベルーガXL」の型式証明を取得したことを発表した。運航開始は2020年初頭を予定している。

 ベルーガXLはエアバス航空機の部品輸送を行なう航空機で、エアバス A330-200F型機をベースにしたもの。現在利用しているベルーガSTに比べて長さが7m、幅が1m長く、30%多い輸送能力を持つ。これまで200回以上、700時間を超える飛行テストを繰り返し、型式証明を取得。計6機を製造し、順次ベルーガSTと入れ替えていく。

 ベルーガXLは欧州11か所の工場で製造される部品を輸送する航空機で、エアバス A350型機であれば、ベルーガSTが主翼を1枚しか運べなかったところ、同時に2枚を運べるようになる。