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NEXCO中日本、路上作業時に作業員の安全を確保できる「大型移動式防護車両」開発

2019年9月25日 発表

大型移動式防護車両(作業時)のイメージ

 中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋(NEXCO中日本グループ)は、東邦車輌と共同で高速道路上での路上作業時の作業員の安全確保を目的とする「大型移動式防護車両」を開発した。

 新車両は、高速道路などで交通規制を伴う路上作業中に、通行車両が規制区域内に誤って侵入することを防ぐ伸縮式の保護ビームを備える。保護ビームは左右に移動させられるため、走行車線と追越車線のどちらにも対応できる。車体後部には衝撃緩衝装置も装備している。

 車長は、走行時が15.9m、作業時が23.4m。作業スペースは、約10×2m。

 同社によれば、交通規制を伴うポットホール補修や事故復旧工事などの路上作業の約4割で新車両を活用できる見込みで、作業員の安全の確保や工事規制作業の省力化が期待できるという。

走行時のイメージ
大型移動式防護車両の構成
規制時の車両配置のイメージ