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JR東海、ドクターイエローによる地上設備計測の一部をN700S営業車で代替

2019年8月7日 発表

N700S営業車に状態監視システムを搭載

 JR東海(東海旅客鉄道)は8月7日、計測専用車両のドクターイエローで行なっている計測作業の一部を、東海道新幹線のN700S営業車で行なっていくと発表した。

 同社では、すでに走行中の営業列車で軌道の状態を計測する「軌道状態監視システム」を導入しており、2018年6月からは計測項目を追加し、N700S確認試験車に搭載して走行試験を実施している。さらに、2018年10月からは、電気関係の設備の状態を計測する「トロリ線状態監視システム」と「ATC信号・軌道回路状態監視システム」も搭載し、走行試験を実施してきた。

 今回、これら3つのシステムの実用化のめどが立ったことから、実際に乗客を乗せて走る営業車3編成にこれらの監視システムを搭載していくことにした。2021年3月までに計測機器の耐久性などを確認したうえで、2021年4月から運用を開始する計画。

 現状では、ドクターイエローで10日ごとにトロリ線の状態を計測し、それを元に月に1回、作業員が夜間に計測するといった流れで保守を行なっているが、同システムの運用開始後は、営業車で毎日計測できるようになり、作業員による計測を省略し、速やかに保守作業が行なえるようになる。