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東京2020組織委員会、本番を見据えた交通規制試行を2019年7月24日/26日に実施。7月22日~9月6日に交通混雑緩和トライアル

2019年6月19日 発表

東京2020オリンピック・パラリンピックを見据えた交通混雑緩和に向けた取り組みを7月22日~9月6日に実施

 東京2020組織委員会(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)と東京都は6月19日、大会時の輸送方針等を策定する「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 輸送連絡調整会議(第8回)」を開催し、大会本番を見据えた交通対策検討の一環として、2019年7月22日~9月6日に大規模な交通規制試行を含む交通混雑緩和に向けた取り組みを実施する方針を決定した。

 今夏の試行では本番並みの目標を掲げて、大会中の交通混雑緩和に向けた取り組みを総合的にテスト。TDM(交通需要マネジメント)の観点で企業や官公庁などにテレワーク、時差出勤などの取り組みを実施するよう働きかけるほか、TSM(交通システムマネジメント)の観点で実際に高速道路の流入調整や、一般道路の交通対策を実施する。

 期間は7月22日~9月6日を設定しているが、東京2020オリンピック開会式1年前となる7月24日と、期間中に交通量が多いと予想される7月26日には、TDM、TSMを同時に実施。

 首都高では都心部への交通量抑制のために11か所の本線料金所で開放レーン数を制限するなど入口閉鎖による流入調整を行なうほか、一般道では、都心方向への青時間を短縮するなどの信号調整による環七(環状七号線)内側への流入抑制を実施する。

 また、8月25日には開会式や閉会式を想定した試行を実施。晴海の選手村~新国立競技場周辺などでバス20~30台の隊列走行を実施するなど、関連施設周辺の交通規制が行なわれる予定となっている。

7月24日と26日には交通規制も実施
首都高料金所のレーン数制限などによる流入抑制や、環七の信号調整による都心方面への流入調整を実施
8月25日には開会式、閉会式を想定した試行を行なうため、新国立競技場周辺で交通規制が行なわれる