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JR東海、「N700系量産先行試作車」を「リニア・鉄道館」で展示

2019年7月17日 展示開始

「リニア・鉄道館」で「N700系量産先行試作車」3両の展示を開始

 JR東海(東海旅客鉄道)は、新幹線や超電導リニア、在来線などを展示する博物館「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)において、「N700系量産先行試作車」3両の展示を7月17日から開始する。

 N700系量産先行試作車X0編成16両のうち、1号車、8号車、14号車の3両を屋外に展示。これまで屋外に展示していた車両と同様、常時車内の見学ができるほか、飲食も可能とする。

 これまで屋外に展示していた117系電車は、3両のうち1両を収蔵車両エリアに移設展示し、残る2両は展示を終了する。

N700系量産先行試作車

 N700系量産先行試作車は、700系の次世代車両として、さらなる高速性と快適性、環境性能の向上を目指し、日本の新幹線で初めてとなる「車体傾斜システム」などの試験を実施するために2005年3月に導入。

 2007年7月のN700系の営業運転開始後は、東海道新幹線の285km/hへのスピードアップに向けた試験など累計約130万kmの試験走行を行ない、2009年9月には330km/hの速度向上試験を実施。N700S確認試験車の導入に伴い、2019年2月に試験車両としての役割を終えていた。

リニア・鉄道館のN700系車両の展示位置

【お詫びと訂正】初出時、展示開始日に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。