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高松道全線が4車線化。NEXCO西日本、鳴門IC~高松市境を3月8日15時に4車線化完成。渋滞緩和で最大55分短縮

2019年2月8日 発表

2019年3月8日15時 開通

高松道(E11)の暫定2車線区間の4車線化を完了。3月8日15時に全線が完成、4車線で開通する

 NEXCO西日本(西日本高速道路)は2月8日、高松自動車道(E11)の鳴門IC(インターチェンジ)~高松東IC間のうち、鳴門IC~高松市境間の延長51.8kmを3月8日15時に4車線で開通することを発表した。これにより高松道は全線が完成し、4車線での運用となる。

 高松道の同区間のうち、暫定2車線で運用されていた40.7kmの区間について4車線化するもので、区間ごとに段階的な車線切り替えを実施し、工事を進めてきた。

 高松道は暫定2車線区間を中心に混雑期などには交通集中による渋滞が発生しているが、先行して4車線化した志度トンネル(下り)付近では、2016年度の年末年始に3回/のべ24時間半におよんだ渋滞が、2018年度は渋滞発生ゼロの効果が出ている。NEXCO西日本では今回の全線4車線化により、鳴門IC~高松市境間の所要時間は33分となり、暫定2車線の通常時44分から約10分短縮、同混雑期の89分から約55分短縮との試算を出している。

 このほか、4車線化による事故減少や災害発生時の代替路機能の強化、定時性向上による物流路としての地域貢献などへの効果が見込まれている。

4車線化される区間
渋滞緩和と所要時間短縮効果
安全性の向上効果
災害時などにおける代替路としての機能強化
定時性向上による物流、救急搬送などによる地域貢献