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阪神高速3号神戸線の渋滞緩和に期待。国交省と阪神高速が「大阪湾岸道路西伸部」に12月22日着工

六甲アイランドとポートアイランドを横断

2018年11月14日 発表

2018年12月22日 着工

国交省と阪神高速が、12月22日に大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)の工事に着手

 国土交通省 近畿地方整備局 浪速国道事務所と阪神高速道路は11月14日、大阪湾岸道路の一部を構成する、六甲アイランド北~駒栄間の延長14.5kmの工事に、12月22日に着手することを発表した。

 大阪府泉佐野市のりんくうJCT(ジャンクション)から神戸淡路鳴戸自動車道 垂水JCTまでを結ぶ延長約80kmの大阪湾岸道路は、これまでりんくうJCT~六甲アイランド北IC(インターチェンジ)までの延長約59kmが開通。残りの約21kmは「大阪湾岸道路西伸部」と呼ばれ都市計画が決定している。

 12月22日に工事に着手するのは、六甲アイランド北IC~駒栄ランプ(仮称)までの延長14.5kmで6車線で整備。2016年に事業化されたのち、2017年4月に公共事業と有料道路事業の合併施工方式での整備を推進することが決まっていた。開通時期の予定は明示されていない。

 同区間は、六甲アイランドとポートアイランド、ポートアイランドと本土の和田岬とを架橋し、本土側の阪神高速3号神戸線と並走するように六甲アイランド、ポートアイランドを横断。各島の海寄り部分にハーフインターとなる六甲アイランド西ランプ、ポートアイランド東ランプ、ポートアイランド西ランプ(すべて仮称)を整備する。

 渋滞による損失時間が全国ワースト1位とされる阪神高速3号神戸線の渋滞緩和や、関空(関西国際空港)や阪神港とを湾岸道で結ぶ効率的な物流ルートが生まれ、地域活性化につながることにも期待がかけられている。

阪神高速3号神戸線の代替路としての機能
地域活性化への期待