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東京都、環状2号線 豊洲~築地間を11月4日14時暫定開通。築地市場跡地からの地下トンネル含めた全線開通は2022年度に

2018年11月4日14時 開通

東京都は環状2号線の豊洲~築地間の延長約2.8kmを11月4日14時に暫定開通する

 東京都建設局は、整備を進めている環状2号線(東京都市計画道路環状第2号線)のうち、豊洲(江東区豊洲6丁目)と築地(中央区築地5丁目)を結ぶ地上区間の延長約2.8kmを、11月4日14時に暫定開通する。

 環状2号線は、江東区有明を起点として、中央区、港区などを経由し千代田区神田佐久間町へとつながる総延長約14kmの都市計画道路で、現在までに外堀道路を含む新橋~神田佐久間町間の延長約9kmが開通済み。2014年3月には新橋~虎ノ門間の地下トンネル区間約1.4kmが開通し、現在はこのトンネルに直結する旧築地市場~新橋間の地下トンネル工事と、豊洲~旧築地市場の橋梁を含む地上区間の整備が進められている。

 旧築地市場跡地は、汐留・新橋方面の地下トンネル区間と、豊洲・有明方面の地上区間との結ぶ出入り口が設けられる予定となっているが、旧築地市場から豊洲市場へ移転が延期となったことで工事着工に遅れが生じている。そこで、築地市場跡地に新大橋道路へ接続する暫定の迂回路を整備し、豊洲~築地間の地上区間を先行して暫定供用を開始することにしたものとなる。

 本区間には2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村が設置される晴海地区を経由。今回の暫定開通により、災害時の避難ルートの多重化など臨海部と都心部のアクセス性向上を図る。

 なお、地下トンネル部の整備は引き続き行なわれ、全線開通は2022年度を予定している。

環状2号線の全体図と、11月4日に暫定開通する区間
暫定開通区間の平面図
暫定開通区間の縦面図