東急、大井町線の有料座席指定サービス「Q SEAT」を12月14日運行開始。料金は400円

東急は大井町線で12月14日から開始する有料座席指定サービスの名称を「Q SEAT」とすることを発表した

　東急（東京急行電鉄）は10月23日、大井町線の有料座席指定サービスの愛称が「Q SEAT」に決まったことを発表した。大井町駅発、田園都市線直通の「急行長津田行き」として、12月14日から運行する。サービス区間は大井町駅から鷺沼駅までで、乗降可能駅は大井町駅、旗の台駅、大岡山駅、自由が丘駅、降車専用駅は二子玉川駅、溝の口駅、鷺沼駅。たまプラーザ駅から先はフリー区間とする。同社が平日夜に有料の座席指定サービスを行なうのは、これが初めて。

「Q SEAT」は、現在6020系の7両編成で運用しているうちの1両（3号車）を、ロングシートからクロスシートへ転換できるものに置き換えることで実現する。座席数は45。外装はオレンジの塗装にQ SEATのロゴマークをあしらうことで一目で識別できるようにしており、車内には電源コンセントとカップホルダーを設けるほか、無料Wi-Fiサービスの提供も行なう。

　Q SEATの利用には、通常の乗車料金のほかに座席指定料金400円が必要で、チケットはWebサイト「Qシートチケットレスサービス（12月上旬公開）」で乗車当日に販売するほか、大井町駅、旗の台駅、大岡山駅、自由が丘駅の窓口でも購入できる。